- Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
- / ISBN・EAN: 9784894511095
作品紹介・あらすじ
お客が勝手にしゃべり出しあなたの会社を宣伝する。感情マーケティングのカリスマ・マーケッター、待望の最新刊。全国2500社を超える中小企業が最も信頼を置く実践マーケッター・神田昌典がマーケティングの常識を破る。500社を超える成功実績付き。
感想・レビュー・書評
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凄いの一言。人の行動というコントロールできないと思われているところに対して切り込み、口コミを起こすための方法が描かれている。キーワードは「イメージ」。いかにお客さんのことを細部の細部までイメージできるかがポイントだと思った。
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蔵書整理で手放すので、再び出会い読む日もあるか
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【目的】
口コミについて知りたい
人間関係の評判や噂にも応用できるかも
【印象的な言葉】
期待と現実とのギャップがある体験ー劇的な体験ーが起こったとき、お客は違いを認識する。
その違いが大きくなればなるほど、人に話したくなる。
悪い噂を焦って否定しても、火のないところに煙は立たないと思われるだけだから、「自分は楽しんでいる」「お客さんも満足している」ということを売り込んだ方が良い
話題にする対象(縦軸:誰とでも話題にできるか、横軸:複数人数で利用するかのYes/Noチャート)と話題にするタイミングを見極める
人は物語を覚えやすい。そして、物語は人に伝えやすい。
共感というのは、表の欲求(建前、目で見て分かるもの、誰でも分かるもの)から起こるのではなく、裏の欲求(本音、想像して分かるもの、共感して分かるもの)から起こる。
【その他】
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どうすれば、口コミを活用して宣伝できるのかについて解説したハウツー本
目次
<blockquote>第1章 井戸が枯れる前に水を汲め!
第2章 「口コミ五つの常識」を大研究する!
第3章 お客がしゃべりたくなる会社、無視する会社
第4章 あなたの会社で、口コミをコントロールするには
第5章 口コミを伝染させ、売上アップも同時に実現する5ステップ・プログラム
</blockquote>
うーん、なるほどと思う内容だね。
学術的に論理的に発展した、これぞ正にマーケティングといわれる物事の理論とは少し違う、
口コミをうまく利用したマーケティングに分類される本……なんだけど、実際の内容はかなり心理学的な要素を含む。
最大の特徴は、こちらから能動的に仕掛けるわけではなく、間接的にオピニオンリーダーを育て上げ、彼らに無料セールスマンとして動いてもらおうというもの。
当然、ハイソウデスカなんて動く訳無いので、どうやったらできるか?
それは、売り込もうとする商材に対し、お客に感動してもらう事なのだと著者は言っている。
感動を与えるものは、実際には商材そのものでなくてもいい。
<blockquote>・ストーリー性を持たせる(逆転ストーリー、不幸、災難、スキャンダル……)
・仮想敵を作り、それを周知させる
・お得様感情を作る(「私のことを、わかってくれる!」)
・非日常感覚を味あわせる(ヒーローにする)
・希少価値を上げる(行列に並ぶ、販売数を絞る)
・独自のコミュニティを作る</blockquote>
んー、こうしてみると、結構やってるところあるね。
お得意様感情を作るとか、非日常感覚を味あわせるのは、キャバクラではわりと常套手段。
おまけ付きで希少価値を上げ、行列を作り上げれば……。これはゲーム機の販売などではよく見られる。
つまり、やってるところはちゃんとやってるんですね。
しかしそれは心理学的に見ても、「割れ窓の法則」とか、「集団心理」、結構そういうものに近いですね……。
これで見込み客ができると、更に広めなければ広告効果はない。そこで広めやすくするプロセスが6つ。
<blockquote>・伝染させる人
・話題になる商品
・話される場所
・話題となるきっかけ
・伝えられるメッセージ
・記憶に粘りつくツール
</blockquote>
ここもかなり具体的。
オピニオンリーダーに、わかりやすい商品について話題にさせること……なんですね。
そして、それが話題になりそうな場面を想像し、実際に仮定した場面で効果的に宣伝されるメッセージをオピニオンリーダーに伝え、記憶に残るようなツールもサポートしてあげる。
……簡潔に文章化してまとめると、こんなとこでしょうか?
あとは具体例とか、ハウツー。
んでもまぁ、そこまで解ってしまえば、客の声を集めようとするだろうし、会社のマーケティング用資料を精査するでしょうね。普通は……。今までそうやって使ってこなかっただけで、そういう視線から見ると使えるデータはどこにでもあったりするし。
実際にやれる人ではないので、効果はどの程度あるのか?はうまく言えませんが、心理学的に見ても間違いの無いアプローチではあるので、この中のどれか一つでも実践した場合、それなりに効果が出るんじゃないでしょうか?
正直、なるほどなー……ってのが感想なんですけどね。 -
読んでおいて損はない
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・広告宣伝の反応がなくなっても、口コミ、紹介だけでビジネスができる体制を準備しておく。・紹介する性質の人が、紹介しやすい仕組みを作る。・紹介があった時は「~さんは、私どものことを、なんとおっしゃっていましたか?」と訊く。・口コミ伝染プログラム ①顧客の声を集める ②ニュースレターを発行する ③携帯できる伝染ツールを作る ④小冊子を作る ⑤イベントを開催する
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大変だった… 笑
新しいお店に行こうと思ったら、やっぱりクチコミを見て考えるから、その重要性は分かってはいるものの。
また、必要になったら読み返そう。 -
口コミの重要性がわかった1冊。