勉強にハマる脳の作り方

著者 :
  • フォレスト出版
3.00
  • (5)
  • (31)
  • (75)
  • (27)
  • (7)
本棚登録 : 543
感想 : 54
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894513310

作品紹介・あらすじ

脳は、いきなり始めるということが苦手です。とくに勉強などという、不自然極まりないことを始めるのは苦手です。そんなことを始めやすいようにはできていません。だから、本書で紹介する「勉強アタマ」を作って、それに「あなたの勉強」をはめ込んでいくテクニックが必要です。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 自分の勉強している場面をイメージして一体化するのが良いらしい。肯定的な表現を使う、世のため人のため、脳の力を使って社外に還元するなど、最近あまり考えていなかったことを再認識することができた。

  • ギャンブルにハマるように勉強にハマれ。
    暗記は理解必要。
    三日坊主でも、ポジティブシンキングで次に繋げる。

  • ある意味方法論としては普通

  • この本が読みづらい時点で、物事にハマらせることできてないよね笑笑

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB99139144

  • 内容が入ってこなかった…

  • パチンコにハマるロジックを勉強に応用するというアプローチが素晴らしい

    内容的には一般的と言って良い方法を紹介しているだけなので新たに発想を得ることはできなかった
    ただしなぜその方法が良いのかの説明が面白く納得感が高い

  • タイトルの通り、
    脳科学をベースに勉強に「ハマる」方法を紹介している本です。
    私は習慣化に成功していて、既にこの本を読まずとも
    勉強は大好きなのですが、興味があったため一読してみました。

    結論から言うと、35個ほどの勉強にハマるための方法が記載されており、
    どれかは自分のやり方に「ハマります」。
    特に「無意識化」は本書を読む前から、私も実践している方法でおすすめです。(パチンコの例はギャンブルしない方やお子様にはわかりづらいし、表現的にどうかなとは思いますが...)

    自分を俯瞰するイメージなど、
    試してみたくなるような方法もいくつかあったので、
    実験がてら、楽しみながらtryしようと思います。

  •  帯にいわく、「パチンコに依存するように勉強にハマる」――。
     すなわち、パチンコ依存症に代表される依存症のメカニズムを脳科学と臨床心理学から解き明かし、それを援用して人為的に「勉強にハマる」方途を考えてみよう、というテーマの本なのである。

     これは、企画として卓抜だ。
     著者も言うように、天才と呼ばれる人たちはみな、自分が職業として選んだ事柄にどっぷり「ハマった」人たちなのである。
     イチローは少年時代から野球にハマり、ある意味“打撃練習依存症”となっていたからこそイチローたり得た。一流の画家は、寝食も忘れてキャンバスに向かいつづけ、手元が暗くなるまで時間の経過に気づかない、なんてことができる人たちだが、それは“絵描き依存症”になっていればこそだ。

     であれば、世の凡人がパチンコその他に「ハマる」仕組みを勉強に援用できれば、凡人は天才に生まれ変わり、灰色の人生が一気にバラ色になるではないか。

     ……と、そのような夢を読者に抱かせる(笑)企画である。

     前に当ブログにも書いたことがあるが、私は80年代末からの一時期(2年ほど)パチンコにハマったことがある。それは、いま思い出しても慚愧の念にたえない我が「黒歴史」だ。
     そんな経験をもっているからこそ、本書前半でパチンコ依存のメカニズムが説明されるくだりはまことに身につまされた。

     ただ、本書はいささか企画倒れ、タイトル倒れの感が否めない。
     前半で「ハマり」が起きる仕組みがくわしく解説され、いよいよ「勉強にハマる」仕組みが明かされるかと思いきや、後半はたんに“脳のメカニズムから見た上手な記憶法”の話になってしまっている。

     絵に描いたような竜頭蛇尾、羊頭狗肉。前半と後半が別の本になっていて、肝心の「勉強にハマる脳の作り方」がどっか行っちゃってるのだ。

     脳科学から見た上手な記憶法の話なら、池谷裕二氏の『記憶力を強くする』(講談社ブルーバックス)のほうが、はるかに手際よく、深く掘り下げた内容になっていた。『記憶力を強くする』をすでに読んでいる人には、本書後半は少しも新鮮ではない。

     ただし、前・後半の内容を頭の中で補助線を引いて読むことでリンクさせれば、「勉強にハマる脳の作り方」がおぼろげに見えてこないこともない。それができる人にとっては有益な本。

     私が本書から読み取った、「勉強にハマる」ためのコツを箇条書きしておく。

    ●勉強に小刻みで具体的な「ゴール」を設定し、そのゴールに到達するごとに脳に「報酬」を与えること。「報酬」は、お金やモノでもいいし、誰かにホメてもらうということでもいい。「脳が快感を感じること」が「報酬」の定義である。ただし、“ゴールに達したら甘いものを食べる”という「報酬」は、肥満につながるので避けるべし(笑)。

    ●ゴールに達したときの「報酬」が自分の心にいくつか設定されていること、それ自体が重要。そのことによって脳が無意識の「報酬探し」を始め、学習意欲昂進につながる。 

    ●その「報酬」への渇望と、「報酬」を得られたときの(快感と同時に訪れる)癒しと安心。2つを感じることが「ハマり」の条件である。ただし、渇望が強すぎると依存症になるので要注意。

    ●小刻みなゴールのほかに最終的な目標(=勉強によってどうなりたいか?)を決めておき、その目標に到達したときの快感をくり返しイメージする。目標は具体的に。「賢くなりたい」などという抽象的な目標ではダメ。“目標に到達したとき、自分が具体的にいまとどう変わるのか?”をイメージする。イメージすること自体が快感となるくらいまで。

全54件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

公立諏訪東京理科大学情報応用工学科教授、地域連携研究開発機構 医療介護・健康工学部部門長。応用健康科学、脳科学が専門。子どもから高齢者を対象に、脳トレ勉強法、認知機能低下予防、仕事力アップなどの著書や教材の開発多数。テレビや雑誌、NPO活動を通じ、脳科学と健康科学の社会応用を呼びかけている。

「2021年 『やさしいぬり絵 昭和の子ども編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

篠原菊紀の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
マルコム・グラッ...
フィリップ・マグ...
ブライアン・トレ...
デールカーネギ...
デールカーネギ...
茂木 健一郎
神田 昌典
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×