「イヤな気持ち」を消す技術

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  • フォレスト出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894515369

感想・レビュー・書評

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  • イヤの気持ちを消すには…

    他責ではなく自責。イヤな気持ちを抽象化すること(より大きな視点から捉え直すこと)。

  • 記憶のメカニズムと、精神疾患の関係性をわかりやすく説明している。
    そのうえで、悩みは全て自分が生み出しているものと位置づけながら、ポジティブであるためにどうすればいいかを簡単に説明している。

    内容の比重としては、記憶のメカニズムについてが7割弱、対処方法が3割強といったところか。内容がとても良いだけに、構成をもうすこし工夫すればもっと売れるだろうな、と思った(追記:けっこう売れてるみたいです)。書かれていることはタメになるし、良書だと思う。CDCのクライシスサイコロジーについてははじめて知った、こんなのもあるんだなあ。

    煩悩の刷り込みシステムのことを「電通」と呼んでいるとのくだりで笑った。

  • 後半はまあまあ役に立つ。

  • 詳細なレビューはこちらです↓
    http://maemuki-blog.com/?p=8934

  • 読んでよかった。
    悩み癖があり、よく不安に駆られる自分にはとてもありがたい本だった。

    各章のなるほど

    第1章 なぜイヤな記憶ばかりが蘇るのか
    記憶のインプットとアウトプットのしくみ、そして、失敗の記憶がブリーフシステムでアウトプットされ、自律神経、脳幹にも影響を及ぼすしくみがよく分かった。

    次にそれたのしくみを踏まえて、記憶を引き出さなくする方法。慣らすことと前頭前野を介入させること。
    特に前頭前野の介入が有効であるように思った。

    第2章 記憶とは何か。それとどうつき合っていくか。
    過去の出来事に対するこだわりを捨てること
    現在は過去にベストの選択を積み重ねて出たベストの結果。
    IQ(前頭前野を働かせる)を高めれば怒りを鎮めることができる
    現実でもない未来に不安を感じることは意味がない。
    過去の記憶とのつき合い方の基本
    ①結果論で過去の出来事を後悔しない
    ②前頭前野を働かせてそれを評価する
    ③前頭前野側からの介入に上達する
    ④わざわざ自分に不利になるように統合しない
    ⑤後悔は無意味ということを知る
    ⑥過去の記憶はすべて娯楽にする

    第3章 あなたの自我があなたを不幸にする
    その人の知識が重要度を決め、人は重要度の高いものしか認識しない。目の前の世界は、その人が重要だと思うもので成り立っている。
    イライラの原因は自分で重要度を高めているものが多すぎるとうこと。

    第4章 悲惨な体験をトラウマにしない。
    最悪な事態を知ることが心を安定させる。

    第5章 うつ病は一瞬で治る!?
    「何事も自己責任だ」と考えて選択と行動を行うこと。
    喜怒哀楽のすべての記憶を娯楽にすればいい。
    =過去の記憶を現在の自分は切り離すこと。

    第6章 イヤな気持ちから自分を解放するために。
    ①高い抽象度で考える
    ②イヤな出来事に、「嬉しい、楽しい、気持ちいい、清々しい、誇らしい」とう情動を結びつける。
    ③脳を自己発火させる。(アファメーション)
    アンカーとトリガーを自分で自分に仕掛ける。
    精神安定方法
    ・リラックスしていること
    ・抽象空間に対する興味を持つこと

  • 自分がイヤな気持ちを作り出している。自分の身に起きることは自分の責任である。その他、アンカリングで気持ちいい状態を引き出す方法など。

  • 記憶やトラウマに関して結構本格的に書かれており勉強になる。特に鬱病に関しては、脳機能科学的に詳しく解明しているが、きっと反発あるだろうな。バッサリ切ってますが同感です。

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著者プロフィール

認知科学者(計算言語学・認知心理学・機能脳科学・離散数理科学・分析哲学)。
カーネギーメロン大学博士( Ph.D)、同 CyLab フェロー、ジョージメイソン大学C4I&サイバー研究所研究教授、公益社団法人日本ジャーナリスト協会代表理事、日本外交政策学会会長、コグニティブリサーチラボ株式会社CEO 兼基礎研究所長。マサチューセッツ大学を経て上智大学外国語学部英語学科卒業後、三菱地所へ入社、財務担当者としてロックフェラーセンター買収等を経験、三菱地所在籍のままフルブライト全額給付特待生としてイェール大学大学院計算機科学博士課程に留学、人工知能の父と呼ばれるロジャー・シャンクに学ぶ。同認知科学研究所、同人工知能研究所を経て、コンピュータ科学と人工知能の世界最高峰カーネギーメロン大学大学院博士課程に転入。計算機科学部機械翻訳研究所(現 Language Technologies Institute)等に在籍し、人工知能、自然言語処理、ニューラルネットワーク等を研究、全米で4人目、日本人として初の計算言語学の博士号を取得。帰国後、徳島大学助教授、ジャストシステム基礎研究所所長、同ピッツバーグ研究所取締役、通商産業省情報処理振興審議会専門委員、早稲田大学研究院客員教授などを歴任。また、晩年のルー・タイスの右腕として活動、ルー・タイスの指示により米国認知科学の研究成果を盛り込んだ最新の能力開発プログラム「 TPIE」、「 PX2」、「 TICE」コーチングなどの開発を担当。その後、全世界での普及にルー・タイスと共に活動。現在もルー・タイスの遺言によりコーチング普及及び後継者として全世界で活動中。一般財団法人サヴォイア王家諸騎士団日本代表、聖マウリツィオ・ラザロ騎士団大十字騎士。近年では、サヴォイア王家によるジュニアナイト養成コーチングプログラムも開発。日本でも完全無償のボランティアプログラムとして「PX2」と並行して普及活動中。

「2023年 『新・夢が勝手にかなう手帳 2023年度版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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