食道楽の献立 (ランティエ叢書 12)

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  • 角川春樹事務所
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  • Amazon.co.jp ・本 (311ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894560918

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  • 1999年御食国(みけつくに)淡路島に住んでいたときに熟読した本。半農半漁、食べることへの飽くなき追求について考えさせられます。「道楽」という言葉は、今の時代あまり使わなくなりましたが、とても趣深い表現だとつくづく感じ入ります。

  • 三六五日、旬を味わう幻の料理本。明治時代に報知新聞に連載され本はベストレラーに。西洋料理が流れ込んだ時代背景を感じながら頭で「食べる」一冊。

  • -雑煮へは必ず大根を入れるべし、大根は餅を消化せしむるものなり、餅を食べすぎたると時には大根卸しを食すべし-

    かように、365日の献立アドバイスが書かれている。なんてなんてなんて使えるんだっ!そのほかにも、「老人の食べ物」とか「自然食指南」とか・・・一家に一冊必携。

  • 明治時代にロングセラーになった食の小説。主人公お登和さんがつくる料理が凝ってる!献立は西洋料理にまで及び、レシピ、蘊蓄、食材の扱い方まで実に細やかに記されている。

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著者プロフィール

一八六三年、豊橋に生まれる。九歳でロシア語を学び始め、東京外国語学校に学ぶ。八八年より郵便報知新聞の客員となり、家庭小説、少年向け小説、軍事小説など様々な新聞小説を執筆するほか、論説、評論、書評、随筆にも筆を振るう。一九〇三年、和洋中六百三十種の料理を盛り込んだ実用小説『食道楽』がベストセラーとなる。平塚市の広大な土地に菜園や鶏舎を設け理想の生活環境を追求、断食の研究にも勤しんだ。一九二七年没。

「2018年 『食道楽』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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