- Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
- / ISBN・EAN: 9784894568365
感想・レビュー・書評
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若の活躍をもうちょっと読んでいたかったな。
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わかりやすくてスッキリ。
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表の顔は茶道の家元、しかし、代々続く武術家でもある男には、次から次へと近所でトラブルが起きる。
幼馴染との恋愛を絡めつつ話が進む軽いタッチのハードボイルドの連作短編。
へヴィーなミステリの間に読むにはちょうどいい軽さかもしれない。 -
2010/7/22 Amazonより届く
2010/8/10~8/11
最近買い増した、今野氏の旧作文庫。
茶道の師匠である私、と幼なじみの菫子、アイルランド人神父のベンソン、彼らが集うバーのマスター、シノさんらが活躍する短編集。私がシノさんの店で飲んでいると、トラブルが舞い込んでくる。菫子の前では弱虫の振りをする私は、裏の顔、拳法の達人としてトラブルを解決していく。
この前読んだ「茶室殺人事件」同様、今野氏の茶道に対する造詣が伺える。いつもながらのリアルな格闘シーン、酒、美しい女性と今野作品の要素がすべて含まれるといえよう。辛辣にいうなら、ワンパターンである。でも、そのワンパターンが好きな人間にとっては堪らないワンパターンだろう。 -
今野作品のバラエティーさにいやはや参ってしまう。娯楽作品なんだなと。茶道の師匠でありながら裏は武道の大家、しかし好きな幼馴染には裏の部分を隠しと昔のヒーローの様だ。脇を固めるのが実は武道派の神父であり、バーテンダーは、過去は鳴らしたヤクザであったり、コンサートピアニストを目指す幼馴染の彼女は美女であり、その美女を守るためには一生懸命であったりと・・・・文説はハードボイルドになっているが・・・間違いなく娯楽作品である。
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茶道の師範で武術の達人が主人公の短編集。ヒロインや脇役たちも個性豊かな面々なのですが、もうちょっと各々の個性というか、そのへんを描写してほしかったな・・・と。いささかもったいない気が。んで、バーテンダーの「シノさん」って安積班シリーズにも出てませんでしたっけ?同一人物だろうか。でもちょっとキャラが違う気が・・・。ひいきの作家には、どうしても評価が辛くなってしまうなぁというところで、☆×3です。