三国志読本―北方三国志〈別巻〉 (ハルキ文庫―時代小説文庫)

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  • 角川春樹事務所
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894569799

感想・レビュー・書評

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  • ★2010年21冊目読了 『三国志読本 北方三国志』 北方謙三 評価B

    北方三国志の解説本である。北方謙三自身の登場人物への思い入れや感想などが語られ、シリーズを読んでからこの本を読むと、その内容は素直に理解ができる。しかし、読む前に読んでしまうと、作品の面白さはダイジェスト的になって、半減してしまうと思われる。

  • 別に、インタビュー以外は、読むところないなぁ。
    「三国志通信」みたいのは、おもしろいのか?

  • 北方三国志のおまけ。作者のインタヴューや時代背景や三国志新聞、登場人物紹介などがあります。曹操、曹植の詩も載ってます。

  • ご祝儀ということで。
    北方氏の文書が少ないのが残念。

  • 甲府で置き引きにあった時鞄に入れていた・・・のでもう一度買った

  • 「北方三国志」全13巻を読了した人は是非、一読を!北方さんの「三国志」に対する熱い思いが詰まっている1冊です。

    『三国志通信』は本物の新聞風になっていて面白いですし、ロングインタビューも読み応えバッチリです。

    これを読むと、きっとまた1巻から読み直したくなるはずです。

  •  まえがきによると、“本書は、一般的な意味での「三国志」解説本ではなく、「北方三国志」をより一層楽しむための手引きとして企画されたもの(6頁)”との事である。
     
     本書には、北方謙三氏のインタビューがあるので、北方三国志をより楽しむための本にはなっているのだと思う。
     
     ただ、北方三国志を読む前に本書を読んだ方がいいのか、北方三国志を読んだ後に買った方がいいのかとなれば、どちらかといえば後者だろう。北方三国志を読み終えた後、北方謙三氏がどういう考えや思いを込めて三国志が書かれたのかと、想像するのに役立つと思う。
     
     とはいいながらも、私は実は北方三国志を全ては読んでいない。それで、この本書で北方謙三氏がどのような三国志を書いたのかと想像して楽しんだ。
     
     北方氏は、馬超を最後まで生き残らせた。なんでも史実には、はっきりとした馬超の生死は分からないらしい。列伝には「馬超は死んだらしい」と書かれているらしい。そこで北方氏は馬超を生き残らせて、三国時代とは何だったのかというものを見極めさせる人間として設定したのだという。
     
     私は、漫画家の横山光輝氏の三国志は全巻読んだが、その他の作家はどのような三国志を書いたかは知らない。だけども、そのように馬超を設定したのは北方氏ぐらいではないか、とは思った。
     
     私が思う北方三国志は、一風すると変わっているのだと思う。かといって、ただむやみに奇異ではない、と思う。北方氏のインタビューを聞いてそう感じた。

  • 全巻+読本よみました

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著者プロフィール

北方謙三

一九四七年、佐賀県唐津市に生まれる。七三年、中央大学法学部を卒業。八一年、ハードボイルド小説『弔鐘はるかなり』で注目を集め、八三年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、八五年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。八九年『武王の門』で歴史小説にも進出、九一年に『破軍の星』で柴田錬三郎賞、二〇〇四年に『楊家将』で吉川英治文学賞など数々の受賞を誇る。一三年に紫綬褒章受章、一六年に「大水滸伝」シリーズ(全五十一巻)で菊池寛賞を受賞した。二〇年、旭日小綬章受章。『悪党の裔』『道誉なり』『絶海にあらず』『魂の沃野』など著書多数。

「2022年 『楠木正成(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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