デザインパターンとともに学ぶオブジェクト指向のこころ (SOFTWARE PATTERNS SERIES)
- ピアソン・エデュケーション (2005年9月16日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (366ページ)
- / ISBN・EAN: 9784894716841
感想・レビュー・書評
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・きっかけ
BOSS
設計に悩んでいた時期に読み出した。
・内容
手続き方
古くからある誤ったオブジェクト指向の考え方
その後の考え方
上記を比較
・感想
昔ながらの手法がいかに変化に弱いかを、具体的事例をあげて説明しておりわかりやすい。
とは言え、初読の時はオブジェクト指向に慣れておらず難しかった。
徹底して理解すべき本。
再読熟読すべし。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
オブジェクト指向の利点を、「継承による差分プログラミング」であると思っている人はこの本を読むべき。流動的な要素をカプセル化した拡張性の高い設計について、デザインパターンを用いて説明している。
今まで良く分かっていなかったBridgeパターンについて理解できた。 -
プログラムを流動的で拡張していくものと捉えて、、、
オブジェクト指向技術をうまく使って"美しく"プログラムを設計/構築する方法が書かれています。。。
パッケージ開発をしている方にはぜひオススメしたい本ですねこの本を読むといかに自分がオブジェクト指向技術を使えていないかがわかりますた。。。(-_-メ) -
2012/2/12 第1部読了
オブジェクト指向プログラミングで挫折した人向け。全くの未経験、初心者には難しい気がする。
どういう観点で開発を進めていけば良いかがはっきりした。
「概念」→「仕様」→「実装」 -
オブジェクト指向自体への入門が必要だと感じたので読んだ本。
語り口が巧妙で単純に読み物として面白かった。
"継承をあまり使わず、集約を使う"という主張が一貫していて、その観点からデザインパターンを例とともに紹介する的な内容。 -
オブジェクト指向の真の姿を、デザインパターンを用いながら学べる本。
オブジェクト指向はもちろんのこと、デザインパターンについても深く学ぶことができるだろう。 -
デザインパターンを通して、オブジェクト指向設計の真髄に迫る。この本を読んで、私は目から鱗が落ちた思いがした。いわゆるGoF本は深い内容を持つが、読んでその意味を掴むには難解。この本はデザインパターンの存在意義と、オブジェクト指向の考え方の中で果たす役割を、わかりやすく解説してくれる。具体的な例題から始めて抽象的な設計論にいたるまで、内容は多岐にわたる。繰り返し読めば、理解の程度に応じて、その度に得るところがある。
オブジェクト指向の新しい考え方。カプセル化は、データのみの概念ではない。GoF本では、「型のカプセル化」が多用される。継承を、再利用のためよりも、共通する役割を抽出し、それをカプセル化するための仕組みとして捉える。デザインパターンとしては12個しか解説しないが、その意味と有効性を、より深く理解できる。最後、オブジェクト生成の議論が少し中途半端な気がしたが、何度か読み直しているうちに、十分に議論されていることがやっと理解できた。
この本で繰り返し強調されるのは、GoFが優れたオブジェクト指向設計を生みだすための戦略として提唱した、インターフェースを用いて設計する、クラス継承よりもオブジェクトの集約を多用する、流動的要素を見つけ出しそれをカプセル化する、という指針。これを著者らが出会った問題に適用し、メンテナンス性と拡張性にすぐれた設計にするまでの過程を、丁寧に解説する。問題を分析するための、共通性/可変性分析や、分析マトリックスなどの手法も導入する。 -
初心者、中級者向けにいい本だと思います。
GOF本で挫折した人はこれ読んでみるといいかも? -
伝統的な構造化設計の限界を超えるパラダイムとしてのオブジェクト指向という思想、文化人類学や建築学などを踏まえた広い”設計”という分野に共通して内在する課題に対してデザインパターンが提示しうる解決策、著者が実際に経験したプロジェクトへのそれらの適用例など、非常に盛りだくさんかつエキサイティングな内容で、一気に読み切ってしまいました。
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すごくいい。ただ、ちょっと概念的で難しい。建築家、クリストファー・アレクサンダーの「時を超えた建設の道」を土台にした、ちょっと風変わりなアプローチ。建築好きには特に向いてるかも。デザインパターンを学ぶための本ではなく、オブジェクト指向を学ぶための本なのでご注意を。