英語を教える50のポイント: Tips for English Teachers

著者 :
  • 光村図書出版
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (167ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784895284172

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  •  中学校で20年近く教えた著者による、授業を変えるための工夫あれこれ。授業計画など授業全般に関わること、リスニング、スピーキング、リーディング、ライティング、教科書の扱いという項目別に有用な工夫が例とともに紹介されている。絵が多く、読みやすいし、すぐに読めてしまう。
     「導入の工夫より定着の工夫を」や「Referential Questionをしてみませんか」、「登場人物を生かした活動をしませんか」などの項目で書かれている。さらに、おすすめの教師用参考図書のリスト、中学生が取り組める多読シリーズの紹介、スモールトークの例が付録として載っていたり、「手作りリスニング教材」のCDがついていたりする。
     おれは高校で教えているが、基本的には高校でも使える。特にスモールトークの展開の仕方で、「個⇔全体」の流れなんかは早速実践してみて、結構話が続くことも多くなった。とにかく定着を大事にするために、教科書を何度も見させたり、リスニングを何度も聞かせたりといった「繰り返し」や「振り返り」を行う工夫についての記述が多い。参考になった。リスニング教材はハイテンションのネイティブ2人に音響効果が付いているが、こういうものを作れ、ということなんだろうか。ちょっと無理だな、という感じだった。著者のワークショップに参加した時は「長続きする無理をしろ」という話だったが、この教材は真似できないなあ、という感じ。全体的に「~してみませんか」という、押しつけがましくない書きっぷり。できるところから授業を変えてみようと思わせる感じだった。(13/11/30)

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著者プロフィール

弁護士(西村あさひ法律事務所)

「2020年 『デジタルエコノミーと課税のフロンティア』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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