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- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784896292602
感想・レビュー・書評
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ドキュメンタリーの製作を職業とするのみならず、ドキュメンタリーを生きることを決意した映像作家の記録。本書を読んで実感させられるのは、記録とは死との戦いであるということ。
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なんといっても岡村さんの人となりが伝わってくる。稼ぎよりも自分を貫き通すその生き方が素晴らしい。ストレスはないのかも知れないが、みじめな思いをいろいろとされているようだ。そうした情けない部分も吐露しているからこそ、読んでいて、引き込まれた。彼が取材した移民の人たちの人となりも素晴らしい。
こうした取材をするには手遅れだ、ということは代替の方が亡くなっていることからもわかる。 -
日本と遠く離れたブラジルに移民として渡り、死と隣り合わせに近い状況の中でも力強く生き抜いてきた日本人の方々への取材の様子、人々の想いを綴った1冊。ご本人がブラジルに移住し、映像作家としてフリーで活躍されていることもあり、思わず目頭が熱くなる。本職の映像の方も見てみようと思う。