わが家は幽世の貸本屋さん -あやかしの娘と祓い屋の少年- (ことのは文庫)

著者 :
  • マイクロマガジン社
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本棚登録 : 377
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784896378917

作品紹介・あらすじ

人と妖怪の狭間を生きる、人間の娘と幾多の妖怪が織りなす、あったかい幻想郷の物語。読後は切なさと優しさの気持ちでいっぱいに。

感想・レビュー・書評

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  • 思ったほど大事件が起きるわけでもなく、割とたんたんとホッコリすすむ物語。水明との関係も伸展ありそうだなぁ。

  • 幽世というあやかしの世界で育てられた人間の娘夏織と、祓い屋をしていた水明が出会う。水明は、自分が使役していた犬神のクロを探していた。舞台は幽世の貸本屋。短編小説のようにほっこりした話しが続く。キャラがかわいくて、あやかしのドロドロした雰囲気はあまりない。感覚はかなりライトだ。でも、世界観はきちんとできてるので楽しめた。表紙がいい。

  • タイトルと表紙で気になって、あらすじを読んだら名前が。買いました。笑

    素材は良いのだけれど、調理がもう少し…!(引用)

  • 初めましての作家さん。
    なろう系のシリーズ物です。

    幼い頃に幽世に迷い込んだ夏織は、貸本屋を営む
    東雲に拾われ育てられた。
    ある日、幽世で倒れていた祓い屋の水明と出会い、
    探しものを手伝うことになったのだが・・・

    幽世のあやかし達との温かく切ない出来事と
    水明の手伝いが進む中、事件が起こる。
    水明の相棒は見つかるのか?
    また、何の前触れもなく襲ってくる夏織の記憶。
    これも、想像できるとは言え、いつか説明されるのを
    期待しながら、シリーズを追いかけます。

  • あやかしに育てられた子と、祓い屋の子がどう関わっていくのか気になったのと表紙の色合いが綺麗で購入。
    主人公とその周りのあやかし達の関係があったかくてほっこり。

  • 現世ではない場所で暮らす少女は
    倒れている少年を拾った。

    場所が場所なのでどうなる事かと思ったのですが
    別段何事もなく…いや、食材のグレードが上がった?
    仕事内容に絡んで、ちらほらと事件があったりで
    全体的にはのんびりと。

    していたら、突如のように少年が
    こちらにやってきた理由が浮上。
    取ってつけたように必死になっているので
    なぜ最初からこうでないのか、と
    首をひねる状態です。

    のんびりと読むには、いい内容でした。

  • 妖たちの住む世界幽世。香織はそこで貸本屋を営む養父の東雲と暮らす人間。幼少期に幽世に迷い込み東雲に保護され育てられた香織は幽世の住人として日々を過ごしていた。ある日、妖しかいない世界に傷つき倒れた人間の少年が現れる。
    文章は読みやすくスイスイ読めるが、ストーリーとしては微妙だった。主人公は幽世の住人で身体は人間、中身は妖と自称しているが現実は中身も人間ということに悩んでいる。悩んではすぐ吹っ切れて、悩んでは吹っ切れての繰り返しで悩みの重さが感じられない。そして、甘やかされて育ったせいか二十歳なのに言動が子どもっぽく浅はかなのだが、稀人として特別扱いされていて許されているので共感出来ない。それならば、水明の方が共感出来る部分が多いと思った。そして、たくさんの妖が出てくるが妖らしさが見た目でしか表現されていない。それぞれの特徴を活かしての戦う描写もない。みんな優しく、みんな親切なので、中身はみんな人間と変わらない。それが香織が根本が違うという悩みの深さを浅くさせていたと思う。全体的に薄っぺらい印象を受けた。

  • 夏織も水明も年のわりに幼い印象で、恋愛要素とかは無いのですが、あやかしの皆とワイワイ言ってる感じが楽しい。

  • 貸本要素がもう少し絡むとうれしかったかなぁ。

  • いい家族。

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著者プロフィール

軽やかで読みやすい文体ながら、読者を引き込み心を揺さぶる、筆力の高い実力派女性作家。著作に『古都鎌倉、あやかし喫茶で会いましょう』(一二三書房)をはじめ、コミカライズもされた「わが家は幽世の貸本屋さん」シリーズ(マイクロマガジン社)、「異世界おもてなしご飯」シリーズ(KADOKAWA)ほか、多数。Twitterアカウント @sinomonta

「2023年 『アラベスク後宮の和国姫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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