すぐり (チェーホフ・コレクション)

著者 : アントン・P.チェーホフ 児島宏子

• 未知谷 (2006年10月1日発売)

感想・レビュー・書評

[小さな図書室さんの感想 · 2023年4月29日]

なんど読んでも薄れない魅力の作品
120年も前に描かれていても心に響いてくるくるよ　いまでもこんな人びといるよね
って…
変らない美しい自然の描写も
チェーホフがもっと長生きできてたらどんな作品を描いただろう

[すいさんの感想 · 2014年3月21日]

三部作、二作目。
どことなくとぼけた雰囲気と裏腹に、結末はやるせない。
味の薄いみすぼらしい果実が、幾ら噛んでも口に残っているように。

[jilleさんの感想 · 2014年3月17日]

もう一度、時間がある時にゆっくり読みたい。

[H.Satoさんの感想 · 2011年3月16日]

すぐりとはロシアでは北のブドウとも呼ばれ、ジャム作りに欠かせない果実。
幸せな人々が自分を快く感じることができるのも、不幸せな人が自分の重荷をただ黙ったまま背負っているから。