独眼竜政宗 上 野望篇

  • 駿台曜曜社
4.67
  • (2)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 7
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (404ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784896920109

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 今年の大河に比べると、なんとおもしろいことか。
    そんな予感がして、読み終わるのが嫌でダラダラと先延ばししていたが、ついに読了。

    ジェームズさんがもてはやされたのが分かる。
    脚本だけど、本を読むように自然に読め、おもしろかった。
    史料なども載せてくれてあり、わかりやすい。
    それに、大河のショットも挿絵の様に載せられていて、楽しめた。

    伊達政宗がますます好きになった。
    私も父が嫌いである。政宗と母との心情にも、その心の痛め具合、思っている気持が伝わらないもどかしなさなどに共感した。

    政宗はとても複雑な人だと思う。
    豪胆で繊細。すごく苦労を重ねており、勇気と知恵で何度も難所を乗り切っており、悔しい思いもしているし、何度も傷ついている。
    でも、この本でもあるように、また本人直筆の手紙からもわかるように、優しさを忘れなかった人だと思う。

    私も跳ねっかえりなので、政宗と夫婦だったらえらいこっちゃと友達に言ったら、「こんなかっこよかったら、偉そうでも、きっと言うこと聞いちゃうって」と言われて、納得しちゃった(笑)

    次は、原作の山岡さんの政宗を読んでみたいと思った。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

明治四十年(1907年)新潟県に生まれる。十四歳で上京し、博文館印刷所に文選工として働く。長谷川伸に師事、山岡荘八の筆名を用いる。昭和二十五年(1950年)より、北海道新聞に『徳川家康』を連載開始。昭和二十八年(1953年)単行本の刊行が始まり、ベストセラーとなる、『徳川家康』により、第二回吉川英治文学賞を受賞。以後、歴史小説を中心に創作する。昭和五十三年(1978年)七十一歳で亡くなる。

「2023年 『水戸黄門 下巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山岡荘八の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×