- Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
- / ISBN・EAN: 9784896942231
感想・レビュー・書評
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「人が古来から感じている植物への恐怖や信仰は、世界の神話や伝説に多く現れている。
日本では桃から生まれた『桃太郎』が有名であるが、ヨーロッパではこれがオレンジやアーモンドであり、『三つのオレンジ』という話ではオレンジを切ると美しい娘が生まれるそうだ。
このように、植物には新たな命を生み出す生命力を感じている一方で、死と密接な関係であるエピソードも多い。日本で有名なのは「桜の木の下には死体が埋まっている」というフレーズだが、これは夜に見る桜の不気味さの他に、美しさに対する恐怖や桜の散り際が死を連想させるものだという。
フランスでは薔薇は「愛の象徴」として有名であるが、一方夕方に咲いた枯れかけの薔薇は、老いた醜い人間を表すとも言われてている。
このように、神話や絵画には必ずと言っていいほど植物が登場し、そこから人々の価値観や民俗的信仰を読み解く事ができる。」
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古今東西の植物にまつわる書籍の評があり
神話はH