かんちがい (絵本アフリカのどうぶつたち 第 3集 草原のなかま)

著者 :
  • リブリオ出版
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本棚登録 : 96
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784897849942

感想・レビュー・書評

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  • 【2019夏 4年生読み聞かせ】
    こちらはある図書館作成のおすすめ絵本リストで見たものだ。タイトルからコミカルな楽しい展開の絵本を(勝手に)想像し、取り寄せた本を見て驚かされた。写実的できまじめな表紙・・自分ではゼッタイ手に取らないタイプだなあと思いつつ読んでみてびっくり。とてもいい。自然科学絵本と物語絵本、二つの要素をあわせもつもので、こどもたちにも出会ってほしい質の高い一冊だと感じている。

    4年生たち、最初の1ページからしーんとなった。真剣に聞くモードに即座に入ったのがわかり、こちらも真摯に丁寧に読んで一緒にこの絵本の世界を味わいたいなと思わせてくれた。サイの親子に何が起こったのだろう、お母さんはどうなってしまうのだろう、というこどもたちのドキドキが伝わってくるようだった。丁寧に写実的に描きこまれた絵とドキュメンタリー調の文章が、むしろこどもたちのやわらかな感性を刺激してくれる奥行きを感じさせる。親子の愛情、ミステリー的な展開、動物の不思議な生態、などなど、自分の興味の方向によって各々楽しめるポイントが見つけられるのでは、と期待している。

    ※2020.10 4年 

  • 娘が借りた本。ちょっと読みながらハラハラドキドキしてしまった。カバのおかあさんも象のおかあさんも愛おしい。

  • サイのおかあさんと赤ちゃんがいます。よく見るとおかあさんの横腹から血が出ています。何が起こったのか題名通りかんちがいなのですが〜

  • 今回の主役はサイ。

    母子の絆、助け合って生きる事、自然の摂理…

    そういうのが全部感じられる素晴らしい作品!!

    小学校全学年対応

  • 私が幼少期に読み聞かせ・自分読書で読んでいたアフリカを舞台にした動物の絵本。自然とは?というのを考えさせられる、大人もどきっとするシリーズです。メインの登場動物はサイ。まさに「かんちがい」な展開にドキリとします。

  • タイトルがイマイチなような気もするけど。小2の動物好きな息子には高評価でした。

  • 24年度 (4-1)(4-2)

  • サイが助かったのが意外だった。頭悪いな~って感想

  • 小学3年生の読み聞かせで使用。 
    地味ながら、子供たちにはとても人気があり、学年末の感想文にも多数コメント有り。

  • 色鉛筆で描いたような緻密な絵。
    繊細な色使いが、大自然を柔らかく包みます。

    主人公は、サイの親子。
    お母さんは横腹に大きな傷があります。
    その怪我は誰がどのようにしてつけたものなのでしょう。

    原因は、ちょっとした誤解でした。
    子供を守ろうとした親どうしのぶつかりあい。
    でも、お母さんの傷は深く大きな傷になってしまいました。
    心配してウロウロするだけの子サイ。

    でも、大丈夫。
    自然の中では「おたがいさま」っていう立派な仕組みがあるのです。
    大自然は厳しい、と思いがちですが助け合う動物たちもいて
    なんだかほっとさせられます。
    人間の社会でも、そういうことってありますよね。

    ちなみに、お母さんサイを助けてくれるのは「サイドリ」という小さな鳥。
    とまる相手が決まっていて、危険も知らせてくれる、
    サイやキリン、カバなどにとっても貴重な仲間です。

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