- Amazon.co.jp ・本 (100ページ)
- / ISBN・EAN: 9784898154397
作品紹介・あらすじ
異例のひろがりで話題騒然となった
『死んでしまう系のぼくらに』を超える、
待望の新詩集!
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都会を好きになった瞬間、自殺したようなものだよ。
塗った爪の色を、きみの体の内側に探したって見つかりやしない。
夜空はいつでも最高密度の青色だ。――「青色の詩」より抜粋
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現代詩の枠を超えたムーブメントを巻き起こした詩集前作『死んでしまう系のぼくらに』。
他方では小説家としても活躍し、SNSでも詩を発表するなどフィールドを問わず快進撃を続ける詩人・最果タヒが満を持して放つ、渾身の詩集最新作!
「ゆめかわいいは死後の色」「月面の詩」「花と高熱」
「美しいから好きだよ」「冷たい傾斜」「もうおしまい」
…ほか、書き下ろしを多数含む全43篇収録。
現代におけるポエジーとは? ひとつの答えがここに。
感想・レビュー・書評
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南果歩が絶賛した詩人とは「日常の言葉にハッと」
日刊スポーツ
https://www.nikkansports.com/m/entertainment/news/202012120000003_m.html?mode=all
『夜空はいつでも最高密度の青色だ』 最果タヒ - リトルモアブックス
https://www.littlemore.co.jp/store/products/detail.php?product_id=943 -
刺激が強い。理性や自制心が崩壊しそうな不安が襲う。乱視が突然悪化して、文字の一部が断層のように崩れ落ちる。残った部分はアクリルの立体作品みたいだった。キレーな散文詩がチョー新鮮。題名は決めゼリフ?
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青い春は透明な秋にならなくちゃ許せない
それ以外の色はありえない
死んでしまうものでなければ 終わるものでなければ
美しいわけがないんだ
僕の愛したすべてのものはかならず
ぼくを捨てるべきだった
そうでなくてはいけないと言う
そのことばのうらには
なにがあるのかな
死んでしまったのはだれ
終わったのはなに
やっぱりぜんぜん「わからない」よ
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先に映画の方を知ってて。観たいなぁ、って思ってたから、「あっ、詩集が原作なのかぁ」って思って、借りてみた。
内容は青臭いんだけど、それが良さなのかなぁって感じ。
ぱらぱら見てはやめ、ぱらぱら見てはやめ、を繰り返す。 -
何度読み返してみても、どうも飲み込めなくて頭がくらくらしてくる感じが、粉の溶けきってないスポーツドリンクみたいだと思う。のに、突然蓋を開けたばかりの炭酸飲料を一気に喉に流し込んだ時みたいな衝撃で頭が冴えるのだから不思議。
読まなくても人生に何の支障も生じないけれど、読めば自身の中の見えない何かが確実に変質を遂げているような気がする、そんな一冊。 -
タイトルと、作者のお名前に惹かれて何となく手に取った本。詩集。
"若い感性"で描かれた詩の世界。
作者の最果タヒさんは、あとがきで「100%誰かに理解してもらえるなら、そんな人間、この世界にいる意味がない。」と記している。
その通りなのか、最果タヒさんの詩のなかには私には理解できないものもある。その一方で、ふっと理解できる部分共感できる部分がある詩もあった。
理不尽な思いをしたとき、苛立ちが沸き上がってきて押さえきれないとき、イヤな記憶が甦ってきたとき、ある人を嫌いでたまらないとき……そういう負のエネルギーが溢れだすときをなんだか思い出させる詩集であり、それもしょうがないかと負のエネルギーをもつ負の自身を落ち着かせることもできる詩集だった。
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最果タヒさん、初読みです
というか、詩集すらも初読みだと思います
好きとか嫌いとか、そういった感情をそうやっててだ書くんじゃなくて別の言葉と表現をして現しているところが凄い
良い感情も、世間一般で言う悪い感情すら詩になると美しい
わかろうとしなくてもいい
自分が響いた、好きな言葉さえあれば -
テーマは変わらず、「死」と「かわいい」なんだな、と思った。特に今回は「愛」を押しつけられることに怒っている。と思った。「愛」という価値観を徹底的に見つめて否定しようとするのめずらしくていいなあと思う。冷静な人だ。でも詩じたいはわりと反発しながら読んだ。前作のほうが心に響いたかもしれない。
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最果タヒさんの詩集には毎回感情を揺さぶられる。
とても共感する人としない人がはっきりと分かれると思うので、買う前にパッと開いたページの詩を読んで、好きだと思ったら買うという風にするといいと思った。
私の語彙力ではこの本の素晴らしさは語り尽くせないので、一見してもらった方が早いと思う。
ただ、現代社会の現代っ子の苦しみを表している本とだけ書いておきたい。
おはようございます。
いいね!有難うございます。
やま
おはようございます。
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やま
こちらこそ、いつもありがとうございます!
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