「運」の正体

著者 :
  • ワック
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784898314364

作品紹介・あらすじ

「運」は平等でないから、人生はおもしろい!「運」を上げるポジティブ脳をつくるために。

感想・レビュー・書評

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  • 私は今から10年以上前にこの本の著者である、来夢氏が提唱された「春夏秋冬理論」を知り、自分が今置かれている季節は何かを把握したうえで、人生の設計を立てる場合の参考にしています。

    それほど私にとって、その理論にはお世話になっています。冬の1年目に今の会社へ転職してきて、現在は秋の1年目、この9年間(冬、春、夏)の集大成である、大事な時期です。私が秋の季節に入るまさにその時期に、ある業務が追加されて、集大成をするにあたってとても重要な位置づけとなっています。

    このように、自分の現在の季節を知って生活することは大事なのですが、この本では、今までの本では明確に述べられていなかった「運」がテーマです。

    自分の「運」と上手に付き合う方法が書かれていますので、今後の人生においても参考にしようと思いました。

    以下は気になったポイントです。

    ・運がいい人は、見当違いの努力をせずに、自分の運の波を感じて、その波にありのまま乗っている、努力するタイミングや方法を知っている(p8)

    ・運の波に乗るには、まず自分を好きになること(p10)

    ・ありのままの自分を認め、受け入れることを、「自分で自分にOKを出す」という表現をする。そうすれが人からの無責任な中傷や批判に傷つかなくなり、生きるのが楽になる(p13、14)

    ・「幸せ体質」の人は、自分に起きる現象のすべては必要事項だと感じて、受け止めることができる。これを心掛けていれば、運の波に乗ることができる(p21)

    ・自分の「使命」とは、自分の寿命までの時間をどう活用するか、その時間の使い道である(p28)

    ・気持ちを自在に扱い生きていける人生とは、他人と戦うのではなく、つねに自分と戦っている。自分自身と日々戦って生きている人は、自分の中の気をフルに燃焼させている(p43)

    ・運がいい人とは、自分が本気で取り組んだ結果そうなったことは、自身のその先へと続く生きる糧とし、その人の人生の記憶においての成果としていくことができる。自分に生じる気持ちすべてに「なぜ」なのかと、納得いくまで追求する(p49、51)

    ・ピンチとチャンスは1つのコインのようなもの。どちらにするかは自分の気持ちの持ち方一つで決まり、その気づきと行為で裏にも表にも展開する。ピンチとは、それまで気づかなかっただけであった自分自身がまいた種から生じるので(p55)

    ・日常で磨かれるのは、それは自分が「辛い」「しんどい」「嫌になる」瞬間である(p67)

    ・下り坂のときは「辛抱」、上り坂のときは「驕り」、真坂のときは「真摯」といった姿勢が試される(p70)

    ・「徳」とは、人への気遣いなど好感をもたれるような行いであって、ためることのできる「気=エネルギー」(p75)

    ・運気とは、自分で扱う天の気、である。例えば、快晴の天気には何をするのか、大荒れの天気のときは、という、その過ごし方が運という天の気を使うということ(p78)

    ・天の気が平等に巡ってくるとき、それまでに何を行っていたかが問われて、成果や結果となり得る。何も行っていなければ何も起きない(p79)

    ・人間の喜びを一つで表す言葉が「五徳」であり、「福禄寿官印」。福=満足といった精神安定、禄=財力・食禄、寿=健康、官=名誉・地位、智=知識(p80)

    ・どんなことが起きようとも、そのときの心の状態、気づき方次第で結果は変化する。「自分に必要のないことなど起きない」と自分を信じる力が問われている(p87)

    ・運をつかむための8つのステップ、1)何が起きても自分には必要なこと、2)直感を研ぎ澄ます、3)ギフトとトラップは同時に来る、4)調子良いときこそ注意する、5)自分がされて嫌なことはしない、6)自分の環境は自分で創る、7)運のいい人を判断する、8)運がイイな、と感じる人を味わってみる(p85-104)

    ・自分だったらこうする、と自分なりに明確な回答を出したうえで、アドバイスしたり叱咤激励するのは、どこまでも展開していく(p124)

    ・難題に直面したとしても、慌てずに三年の月日を過ごす、その出来事が良かったのかどうかの判断は、三年過ぎないとわからない(p134)

    ・年数、月は「3」が区切りとなる。3か月毎に検証することは大事。「3」が3倍となる「9」の数の時は、一つの上がりであって、次の始まりの時である。12か月となってまだやれていれば、その調子で3年継続できる。その場合には12年が過ぎていく(p135)

    ・自分の年齢を3で割ることで人生時計の時がわかる、51歳ならば、17時である(p135)

    ・我慢と辛抱は似ている様で異なる。我慢とは、積み重ねれば慢心となり高慢、強情につながる。辛抱はその体験が力になる(p141)

    ・土星は約30年で12星座を一周するので、30歳前後と60歳前後には自分の誕生時の土星が回帰する。人それぞれに節目を迎える(p151)

    ・天王星で見ると、42歳は節目となる、約84年かかって12星座を一周する。自分の誕生時の天王星と運行中の天王星が対極となる(p153)

    ・自分の寿命は84歳と考える、12星座で割って7年区切りで山を描けば、42歳から48歳までがピークポイントとなる。(p153)

    ・冬春夏の9年間の生き方が、成果として秋の3年間の流れとなって、さらに次の12年間が始まる。この9年間を徹底的に意図して生きたならば、秋期の3年間は意図せず流れに身を任せる。(p157、158)

    ・毎回同じ冬期が巡ってくるのではなく、12年のプロセスを経たからこそ、次の段階の冬期としてらせん状に上昇する。季節ごとの課題をクリアすると、次の12年は新しい段階に進める。そうでないと、同様の課題が起きる(p159)

    ・運を活かすエネルギーとなる、「気」「お金」「時間」も、奪えば奪われるし、与えれば与えられる。気遣いをできる人には気遣いができる人、お金を使える人にはお金が使える人、時間が使える人には時間が使える人が集まってくる(p167)

    2015年9月6日作成

  • 本書『「運」の正体』は、來夢先生が運をどのようにとらえて、運を上げるためにはどうすればよいか、といった内容が紹介されています。

    皆さんは「運」と聞いて、どんなことをイメージされるでしょうか。
    生まれつき運が良い・悪いとか、あらかじめ決まっているもの、と思った方はいませんか。

    來夢先生は、ありのままの自分を好きになり、運の波に乗るための思考・行動をとることで、運は上げられるといいます。

    率直に言いますと、私はこれまで、運や占いは非科学的なものだという印象がありました。

    ですが、たくさんの知恵と経験の蓄積があって学術的に説明できるのだと、学ばせていただきました。

    いろいろなことに興味を持ち、先入観にとらわれずに、その道のプロからリアルな情報を聞くことが大切だとあらためて実感しました。

    私も運を上げる行動を実践して、理想の結果をつかみ取る人になろうと思います。

  • 素直に自分らしく生きることが大切なんだな。

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著者プロフィール

アストロロジャー

「2017年 『誕生日大事典』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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