渡部昇一の日本史快読! (WAC BUNKO 17)

著者 :
  • ワック
3.75
  • (2)
  • (5)
  • (5)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 41
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784898315170

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 面白くて全部読みきってしまった。
    イメージの力が歴史を変えてきた。
    敗戦によって繁栄した逆説が日本にはある。

  • ブロック経済が第二次世界大戦を招いたように、TPPも摩擦を生むだけではないか?
    日本人の勤勉さが歴史を作ったとは驚いた!

  • 「快読」というぐらいの日本称賛本。
    日本人はいかに頭がいいか、これからは日本の時代がやってくる!とこれでもかと褒めちぎる。
    読んでて気分はいいが、ホントかな〜
    ペルーの黒船を見ても恐れるどころか、そっくり同じものを作ってしまったのは日本だけ。
    零戦も戦艦大和も当時では最高級の戦闘機であり、母艦であった。
    ただ日本には、不幸なことに資源がなく、アメリカのせいで石油もストップされてしまったので長続きしなかったらしい。
    そして、日露戦争で日本が当時最強のロシアをやぶったことが白人優位の人種差別を世界からなくすきっかけとなった。
    またオイルショックを受け、省エネ路線に移行してハイテク産業を成功させた日本は、CDプレーヤー、ゲーム、コンピューターなど次々世界へ商品を送り出し、世界の家庭内に日本の製品をじわじわと入り込ませていったのだ。そして今度は西側諸国やASEAN諸国が日本製品の模倣をし始めた。
    ところが、東側は模倣ができず、豊かな西側を横目に民心が指導部から離れ、ついには崩壊してしまう。
    それもこれも日本がきっかけになったという。
    そしてこれからは、日本の美意識が世界を支配し始めるかもしれない。技術だけでなく、文化面でも。
    北野武がイタリアで「映画の神様」と言われ、「キルビル」や「ラストサムライ」等、ハリウッド映画でも日本を舞台とした作品を作り・・・・
    そう言えば、今年は「千と千尋の神かくし」がアカデミー賞をとったなぁ。
    日本が文化をリードする!夢のようだけど、夢でなくなってきてるのかも。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

上智大学名誉教授。英語学、言語学専攻。1930年、山形県鶴岡市生まれ。1955年、上智大学大学院修士課程修了後、ドイツ・ミュンスター大学、イギリス・オックスフォード大学へ留学。ミュンスター大学における学位論文「英文法史」で発生期の英文法に関する研究を発表。ミュンスター大学より、1958年に哲学博士号(Dr.Phil.)、1994年に名誉哲学博士号(Dr.Phil.h.c.)を授与される。文明、歴史批評の分野でも幅広い活動を行ない、ベストセラーとなった『知的生活の技術』をはじめ、『日本そして日本人』『日本史から見た日本人』『アメリカ史の真実(監修)』など多数の著作、監修がある。2017年4月、逝去。

「2022年 『60歳からの人生を楽しむ技術〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

渡部昇一の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×