九十歳まで働く! こうすれば実現できる! (WAC BUNKO 259)

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  • ワック
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784898317594

感想・レビュー・書評

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  • 著者、郡山史郎さん、どのような方かというと、ある所に、次のように書かれています。

    1935年生まれ。一橋大学経済学部卒業後、伊藤忠商事を経て、1959年ソニー入社。1973年米国のシンガー社に転職後、1981年ソニーに再入社、1985年取締役、1990年常務取締役、1995年ソニーPCL社長、2000年同社会長、2002年ソニー顧問を歴任。2004年、プロ経営幹部の派遣・紹介をおこなう株式会社CEAFOMを設立し、代表取締役に就任。人材紹介のプロとして、これまでに3000人以上の転職・再就職をサポート。

    なかなか、華麗なビジネスマン人生を歩まれています。
    2022年1月8日現在の年齢は、86歳と思われますが、今でも現役のビジネスマンとのこと。

    で、今回手にした作品、『九十歳まで働く!』の内容は、次のとおり。(コピペです)

    出井伸之と社長レースを争ったこともある(?)、
    NHK「プロジェクトX」にも登場した元ソニー役員が傘寿(80歳)を超えて、
    まだ働くのはなぜか──
    シルバー世代(後期高齢者)による
    画期的な「就活・終活・仕事」論

    で、自分の場合は、今60歳。
    目標は生涯現役だが、どこまでいけますかねえ。

  • 90歳まで、あるいはそれを超えても働くべし、といいう著者の主張。
    ちなみに著者は本書出版時で82歳で、人材紹介会社を経営している現役のビジネスマンである。

    定年を超えても働けるためのノウハウ本を期待していたが、本書全体である序章から第4章までのうち、第3章までは著者の今までのビジネスマン時代の振り返りで、ノウハウ部分は第4章のみだった。その中では60歳を超えたビジネスマンへの「十の戒め」と「十の薦め」が参考になった。

  • <目次>
    序章 「わがソニー時代」を振り返れば・・・
    第一章 「下り線」の窓からの景色
    第二章 「還暦」&「古稀」からの人生再稼働
    第三章 「シルバー男」が「新入社員」として入社し試行錯誤の日々
    第四章 「傘寿」を超えて「米寿」「白寿」「百寿」まで働くために
    あとがきに代えて


    2017.09.06 Facebookの矢萩さんのタイムラインより。
    2018.01.22 読了

  • 10年前と今ではキャリア採用が全く違う。今は即戦力でないとダメ。前任者の業務を引き継げる人。

    仕事、健康、家庭、お金、交際、の順で大事。
    健康食品は役に立たない。
    お金はなくても平気な生活を常に心がける。
    高齢者で友をつくるのは難しい。周りに人がいる程度でよい。

    人の幸福はしたいことができることの中にはない。しなければならないことを受け入れる中にある。

    学校、資格、語学、ジム、本を書く、葬式、勲章、NPO、創業、かけ事、はおススメしない。

    図書館、散歩、趣味、おしゃれ、家事、病院、交際、車、寮のような集団生活、仕事、がおススメ。

  • 90歳まで働く心意気に、深く共感です。
    著者は、ビジネスマンの人生は、20代から定年(60歳)までの40年と、定年後の60代から100歳までの40年とに分けられると言います。
    前半(表)と後半(裏)の人生。
    ワクワクします。
    定年後やってはいけないことの10か条は、
    1学校に行く、2資格を取る、3語学の勉強をする、4ジムに行く、5葬式に行く、6本を書く、7勲章を貰う、8NPOに参加、9会社を創る、10勝負事をする。
    いやはや、もっともです。
    以下の引用も、深く同意です。

    少し余談になるが、高齢者には、「教養」と「教育」が必要だ、という冗談がある。そんなものかな、と思ってはいけない。「今日用」がある、「今日行く」ところがある、という語呂合わせである。(中略)
    いくら自由があり、好きなことが出来る時間があっても、人は幸せにはならない。アンドレ・ジッドが、「人の幸福は、したいことが出来ることの中には無い。しなければならないことを受け入れる中にある」と書いている。「リベルテ」(自由)の中ではなく「デボワール」(義務)の中にある。 ー 159ページ

  •  90歳まで(しっかり)働くためには、

     郡山さんは、エグゼキュティブサーチ、人材紹介業を展開するCEAFOMの社長。候補者には、社長をができる、やりたいという人が1000人以上いて、半数が英語堪能、グローバルな仕事ができるが、求められるのは、インドネシア語がネイティブレベル、現地で500人以上の会社のトップを5年以上やった40代の男性はいますか、という感じらしい。日本経済が成長しなくなって余裕がないから、確実にリターンが得られる即戦力で、安全な人材のみの採用になっているわけだ。アナログ、ドメスティック時代のサラリーマンにとって道は厳しい。

     私は死ぬまで(?_?)働きたいと思っているのですが、一方で「自分の能力が現代の仕事にフィットしていない」と感じることが多くなってきたことも事実です。45歳から新しいことをマスターすることは難しいとのことなので、今まで身につけたことを確実に使えるように磨き上げることによって、役に立つ人材になりたいな。

     私の職場には、中途採用で転職してくる方や、派遣社員として採用される方が多いのですが、皆さん新しい環境で力を発揮しようと努力されていて素晴らしいと思います。自分が逆の立場だったらどうだろうか?と考えると、今の会社が製造・販売している商品については知識があるものの、それがどの業界でも役に立つとは限らないですし、今の仕事の仕方がそのまま通用しないわけですから、今の実力をそのまま発揮できるとは限りませんよね(-_-;

     郡山さんは「ビスネスの世界は、ルールや相手が明確でも、単純でもないから、人柄や、論理的思考力に長けている地頭がいい人や、応用力のある人を中心の採用した方が良いように思う。」と書いています。衰えた体力を補うのは、広い視野、高い視点、深い考察なのでしょうけれども、それをアピールするには実績が必要ですね。

     90歳まで(しっかり)働くためには、今を(しっかり)働くことが大切だと思います。今を(しっかり)働くことで、働き続ける力(何らかの形で必要とされる力)を身につけたいと思います。必要とされることは社会と繋がること、社会と繋がることは生きること、懸命に働く姿を見せることは、次の世代を育てることだと思います。

  • (後期高齢者)による 画期的な「就活・終活・仕事」論
    20代、30代よ、人生後半戦は楽しいよ!
    40代、50代よ、定年なんか怖くないよ!
    60代、70代よ、君たちはまだ若いよ! ──と言いたい!
    「この本は、後半戦にチャレンジしていくことになる後輩たちへのエールのつもりだが、前半戦をいま戦っている人たちにも是非読んでいただきたい。マラソンは折り返し地点で終りではない。人生の勝負はゴールで決まる
    定年後やってはいけない十戒 :1学校に行く2資格を取る3語学の勉強をする4ジムに行く5葬式に行く6本を書く7勲章を貰う8NPOに参加9会社を創る10勝負事をする
    さて、定年後やるべきことは……(本書をお読みください)
    「古稀」「還暦」どころか「傘寿」を超え「米寿「白寿まで働くために――誰も気付かなかった人生哲学の書─
    ビジネスマンの人生は、20代から定年(60歳)までの40年と、定年後の60代から百歳(少なくとも九十歳) までの40年とに分けられる。前半(表)と後半(裏)の人生、どちらも「勝ち戦」にするにはどう働くべきか─【目次】
    序章「わがソニー時代」を振り返れば……
    英国ゴルフ場で知らされた社長人事/大賀はフィクションの名人/老人に絶望はありえない/闇から闇に葬られた失敗事業
    第一章「下り線」の窓からの景色
    社長は「忘年会の幹事」程度のもの/もしもソニーの社長になっていたら……/「さらばソニー」とはならず?/愛しき「子会社」で給与削減に?/ソニーの元常務がハローワークに日参?/キリストとしての井深大の下に/会津出身の井深は薩摩人を嫌ったか?/「会社は入るところで、やめるところではない」/人間にも会社にも「国籍」がある
    第二章「還暦」&「古稀」からの人生再稼働
    「さくら」としてヘッドハンターお狩場に参加?/「古稀」間近の私は見向きもされなくなった/日本には役立つ「ビジネス・スクール」がない/「年寄り労働者」は「体」より「頭」を使え/松下幸之助は成功した「ビジネスマン」?/シルバー世代には選択肢がない?
    第三章「シルバー男」が「新入社員」として入社し試行錯誤の日々
    「新入社員は口を慎むべし」/パソコンにギブアップ?/新入社員二年目で「子会社社長」「監査役」に抜擢される?/やはり「新入社員」は無理だった…/もう一度「集中排除法」を作りたい/「お払い箱」になる寸前に光明が…/「組織的転職凍結」から「組織的転職解放」へ/「ひとのやらないこと」は「もうからない仕事」だった/「高齢者の再就職に関する、組織的、効果的活動は不可能である」/人材紹介業では、受注は極めてやさしい/「社長ができる」あるいは「社長をやりたい」人ばかり/学歴と転職回数を重視する愚かさ/かくて私は、また受注に成功し、納入に失敗する
    第四章「傘寿」を超えて「米寿」「白寿」「百寿」まで働くために
    役立たない「健康食品」の数々/悪しき家父長制の名残り/高齢者に「金」と「友人」は不要か?/なぜ六十歳以上の「ビジネスマン」はいないのか?/人材紹介は不動産の紹介とは違う/「求職者」が金を払う例外とは/高齢者は「社長」になるのが一番だ?/「高齢」だから偉いのではない/高齢者には「教養」「教育」が必要?/高齢者にとって「十の戒め」とは/十の薦め/「あせらない、おそれない、あきらめない、笑顔でやること」

  • 余所見が多く半分脱線してるけどまぁ楽しく読める

  • やるべきこととそうでないことだけ読めばよい。

  • 人の幸せは、したいことが出来ることのなかにはない。
    しなければいけないことを受け入れることの中にある。
    -アンドレ・ジッド

    幸せ:義務を自分の意志で受け入れる

    働く:健康、頭脳(考える)、身だしなみ、趣味

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著者プロフィール

1935年生まれ。株式会社CEAFOM代表取締役社長。
一橋大学経済学部卒業後、伊藤忠商事を経て、1959年ソニー入社。73年米国のシンガー社に転職後、81年ソニーに再入社、85年取締役、90年常務取締役、95年ソニーPCL社長、2000年同社会長、02年ソニー顧問を歴任。04年、プロ経営幹部を紹介する株式会社CEAFOMを設立し、代表取締役に就任する。人材紹介業をおこなう傍ら、これまでに5000人以上の定年退職者をサポート。著書に、ベストセラーとなった『定年前後の「やってはいけない」』ほか、『転職の「やってはいけない」』『定年格差』(小社刊)などがある。

「2023年 『ソニー創業者の側近が今こそ伝えたい 井深大と盛田昭夫 仕事と人生を切り拓く力』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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