韓国・韓国人の品性 (WAC BUNKO 261)

著者 :
  • ワック
3.71
  • (2)
  • (2)
  • (2)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 37
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784898317617

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2021/11/06:読了
     儒教に縛りが悪い方に働き、人の行動を卑屈にする。
     独立国になっても、その呪縛から逃れられない。
     李朝の終わりから日本の統治で国が近代化していく
     過程を直視せず、反日に走る。
     近代化が成功せず、ダークサイドに落ちていく。

    (P207)
     李朝は藤原時代のようだ。
    (P210)
     李朝には荘園台帳の1冊もなかった。
    (P212)
     李朝ってインカ帝国に似てないかな。
    (P218)
     韓国人は日本人より苦しそうだった。西洋近代化にそぐわない伝統をたくさん持っていたからである。とくに宗教的エゴイズムと権威主義体制がひどい。上役の顔色を瞬時に判断する機微を、韓国語でヌンチという。仕事のできるものより、ヌンチの速いものが出世する。同僚は他人だから互いに足を引っ張り合う。上司にイガンヂル(告げ口)をふりまき、うまくいけばゴボウ抜きで昇進できる。上役は上役で、汚職や贈収賄で捕まっても、すぐに監獄から出てきた。法治がないのである。
    (P219)
     そんなわけで韓国は、西洋近代化の最後のハードルがどうしても越えられない。

  • コリアは、地形と歴史が悪すぎる。だから人柄も悪い。

    ぶった切り(笑

    そっか、非韓三原則って古田先生が言い出したんか。
    ご自分でも、共感する能力に欠けると言い切ってしまってるが、だからこそ、一時資料に当たって冷静に事実に基づいた記述となってる。この本を引いた、色んな本も多いように思った。

    ただ後半じゃあどうすんだってところが弱くなってる感じだな。

  • 古田氏の本を初めて読みましたが、歯切れがいいですね。
    例えば、前書きにさらっと書かれたこんな文章。
    「韓国語が話せるようになると、話したくない人たちがどんどん増えていく言語だった。でも大丈夫である。コリアの歴史・政治を研究して学者になった。だが、そこからは嫌な事件しか起きてこない。それでも平気だ。共感するとかえってちゃんとした日本人から嫌われる。無理に共感してダメになっていく日本人の先もはっきり読める。朝鮮半島は、そんなリトマス試験紙になるかもしれない」
    また、日韓歴史共同研究の実態も面白い、というか必読です。(教科書班のチーフとなった古田氏は気苦労のため歯が3本抜けて入れ歯になったそうだ)P42~
    韓国人や中国人のウソの概念も「さらに多くの利益を確保するための虚偽の申告」で嘘という後ろめたい感覚がない(P46)や「相手の嫌がることをするのが外交である」(P56)などは韓国人と丁々発止とやりあってきた経験からでてくる言葉なのでしょう。
    さらに、次のような鋭い指摘も。
    北朝鮮による日本人拉致と韓国による竹島実効支配は、人間と領土という違いこそあれ、実は朝鮮民族の日本に対する意識の地平においては同じものである。それは、日本の主権を侵して奪い去ってやったという彼らの「復讐のカタルシス」に由来するものであり、過去の「被植民地化」という恥辱から生ずるストレスやコンプレックスの解消の素材であり続ける・・(P100)

    世界は4種類の国に分かれた。米国や日本のように資本主義も民主主義もできる国、ロシアや中国のように資本主義はできても民主主義はできない国、北朝鮮やイランのようにどちらもできない国、ソマリアやアフガニスタンのように何もできない国・・(P109)

    韓国の反日は、日本が何をしようがしまいが激化する。領土問題では奪われた方が騒ぐのが普通だが、奪った方が大騒ぎをしている。李明博元大統領は「聖地」に降り立ち、天皇と日本を侮辱した。朴槿恵元大統領は「被害者と加害者の関係は千年変わらない」と宣言した。盗んだ仏像の返還拒否、条約破りの高裁判決、慰安婦像設置など米国での反日活動、靖国神社での狼藉や放火未遂、「原爆は神の罰」の新聞報道、朴氏の米国反日イガンジル(告げ口)外交、東京五輪開催決定間際での日本水産物禁輸措置・・など挙げればきりがない。(P138)

    またあとがきで触れられている、韓国の少なからずの野党政治家の経歴が、「〇〇年 死刑宣告」という政治犯罪者であり、恩赦で箔をつけて政界入りする様は、日本のやくざの「おつとめ」の世界のようだし、伊藤博文を殺したテロリストを「英雄」と奉るメンタリティは今もなお彼らの中で違和感のないものだということがわかります。

    韓国語と韓国人と韓国をよく知る著者だからこそ書き得た本書は一読の価値があります。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

1953年、横浜市生まれ。慶應義塾大学文学部史学科東洋史学専攻卒業、慶應義塾大学大学院文学研究科東洋史専攻修士課程修了。ソウル大学大学院国語教育科に留学。博士(法学)。韓国の延世大学・漢陽大学の日本語講師、下関市立大学経済学部専任講師、筑波大学社会科学系助教授を経て、2000年から筑波大学社会科学系教授を務め、2019年に退官。2003年から2005年には第1回日韓歴史共同研究委員会委員、2007年から2010年にも第2回日韓歴史共同研究委員会委員幹事を務めた。東洋政治思想史や東アジア文化論、韓国社会論、北朝鮮政治を専門にしながらも、西洋の哲学・思想をその独自の視座から読み解く著作も発表。著書に『悲しみに笑う韓国人』(ちくま文庫)、『東アジアの思想風景』(岩波書店。1999年度、サントリー学芸賞)、『東アジア・イデオロギーを超えて』(新書館。2004年度、読売・吉野作造賞)、『ヨーロッパ思想を読み解く』(ちくま新書)、『使える哲学』(ディスカバー・トゥエンティワン)ほか多数。

「2020年 『旧約聖書の政治史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

古田博司の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×