ワクワクする仕事をしていれば、自然とお金はやってくる (VOICE新書 001)

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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784899760139

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  • 「ワクワクする仕事をしていれば、自然とお金はやってくる」Marsha Sinetar

    本来自分に向かない仕事をしている時でさえ、人間は新しい能力を開発できる。

    持って生まれた素質と能力で自分を表現し、人の役に立つ方法で力を発揮できるような仕事をすること。初めは趣味程度だったとしても、それこそが幸福と自己表現を手中にする為の鍵。

    自然界に生を受けた全ての生き物は、それぞれが生きる場所と機能を与えられている。

    自分にあった生き方というコンセプトはブッダの教えに基づき、意識して選び、十分に注意を払って行われる、覚醒へと繋がる仕事と言い表されている。

    自分にあった生き方とは、古代から現代に至るまで、「自己表現、全力での取り組み姿勢、注意深さ、意識的な選択」といういくつかの要素を含んでいる。自分を心から愛し、信頼できる価値ある人間だと思っている人だけが、本当に自分に適した仕事を選んでいる。

    天職を手にいれる為には、先ず自分に自信と信頼感を持っている事が絶対条件。意識的な選択をしたんだという強い確信が仕事に反映されたとき、私たちの生産力は信じられないほどアップする。

    お金と安定性が人生における報酬ではない。

    我々は物心がついた頃から他人の意見や価値観、期待に沿って行動するように教えられる。その為に間違った道に入り込んだまま進んでしまっている。

    意識的にくだした選択がもたらす困難に直面し苦しむことが、より強く、有能で責任感のある人間を育ててくれる。

    意識的な選択をすれば、全力で頑張ることを先延ばしにしない。

    高い自己イメージを持ち、リスクを恐れずクリエイティブに行動すれば、やりたい仕事のありかを教えてくれる宿主に出会える。しかし、そこに辿り着くまでには経済的に安定しない時期もある。それでも諦めないだけの粘り強さと楽観的な姿勢が求められる。それができた時、人生は初めて素晴らしく、仕事は生き方そのもの、愛の表現となる。

    仕事と遊びを区別するのをやめた人々が見せる典型的な態度は、「自分がこの仕事をやっていないところは想像できないよ」「お金を払いたいくらいです」「時間が過ぎるのを忘れるくらい夢中になります」。彼らにとって、生活費を稼ぐための仕事と遊びには全く違いがない。

    いったい自分は何をしているのだろう?別な何かをすべきではないのか?という考えに迷いがなくなると、仕事と遊びを区別する事がなくなる。

    信念のシステムが本人の体験する「現実」を作り上げている。

    全ての体験は人のフィルターを通されて、自分の意見に反するものは取り除き、支持するものだけを選り分ける。どんな考えを持ち、何を選択してどのような態度をとるかが他人や物事との関係を作り上げる。この関係が印象、経験、フィードバック、命令などの間を行ったり来たりするうちに、自我という名の布が織り上げられていく。

    人生とは持って生まれた創造性を表現していく道だと考えれば、自分の癖も夢も空想も価値観も性格も全部その為の材料であることがわかる。内面の葛藤さえ、人生を創造的に生きる味付けになる。

    我々が常識から外れてしまうことを恐れ、時代遅れのメディアや両親、同世代の人間達から「●●であらねばならない」という考えに囚われると、自分を世間一般の常識の範疇へと閉じ込めてしまう。

    他人を批判する行為は例外なく自己批判に他ならない。自分自身を許してあげられれば、自己と他人に対する不健康な態度が改められる。

    自分を磨く事よりも、他人にいい印象を与えられるかどうかに本当の欲望がある人は、「どれほど早く試練を乗り越えるか」「瞬時に変化するか」にばかり囚われる。

    急いで変わろうとすれば、当然人間の自然な成長の過程に混乱をきたす。手軽な解決策を求めている間は、成長の邪魔をしているようなもの。

    我々はゆっくりと成長する。まずは何をしている時が好きなのかを自分に尋ねる事。

    記憶、感情、感覚を使って、想像の中で成長を求め、旅をする。

    1.人生の本当の目的はなにか?年老いて自分の一生を振り返った時に何を成し遂げていたいのか?
    2.その目的を現実化する為に、どう考え、話し、行動すればよいのか?
    3.その目的を大切にして生きるのなら、どんな行動をとるか?
    4.自分と他人の人生における目的に重きをおくのなら、どんな日常生活を送るのか?

    強い意志を持っている人は権威を持つ人間の期待や予言を客観的に受け取ることができる。

    あなたの人生における究極のゴールは、「最高の自分になる」こと。その目前のゴールは、究極のゴールにつながる道をみつけること。「最高の自分」」へとつながる道に立ちふさがる人々に最後通知を突きつけること。

    人があなたの為にもてる最も崇高な愛は、あなたが最高の自分になっていくのを願うこと。どんな関係であれ、あなたを所有できる人はいない。欲求不満の両親が果たせなかった夢をかなえたり、現実に流されてしまう為にこの世界に存在しているのではない。

    この世界をより素晴らしい場所にするために、そして目前の現実を創る為に、あなたは発展し、成長しながらこの地にいる。この世界はあなたが自分の感情に正直である限り、あなたそのものである。

    非論的で馬鹿げた不自然なことのように思えても、行動が自分の好みをはっきり示している時の方が我々は成長している。

    仕事がそのまま自己表現になっている人は、楽に生きているように見えるが決してそうではない。本当はそれなりの苦労がある。選んだ仕事をしながら、精神の高揚や喜びを感じている人でも、初めは恐れを感じ、人目を気にしていた。このような自信のなさは、選択した仕事を続けていくうちに少しづつ薄れていく。そしてその知覚分野は、仕事や他人との関係における自分自身への新しい理解から発展していく。

    仕事で自己表現している人を見ると、一般に西洋文化で常識とされている事を常識と捉えていない。

    自分にあった仕事している人は例外なく仕事とは最もポジティブな感情を表現するカギとなる場だと言う。

    仕事に没頭している人は愛とエネルギーを行動に注ぎ込み、その道の達人となっていく。仕事の中で自己を開発しながら人間を鍛えあげていく。

    人が正しい態度と愛情をもって行うのなら、何を選んだとしてもそれは素晴らしい喜びに満ちた行為となっていく。

    自分の置かれた現実を理解し、それに感謝し、必要とあらば犠牲を払ってでも真実を選択できるような自己を目覚めさせる事。

    自己を成長させる時、超然としている事も時には必要。これは社会の常識の枠を客観的に見る能力であり、自分自身をも客観的に見る能力。

    自己をよく知って意識的な選択ができる人はイキイキとしている。そのエネルギーは我々を前進させてくれる。すると自然に仕事は自分と他者への愛の表現になっていく。このような一体感が私たちを包括的な個人へと成長させてくれる。

    仕事とは、成熟した大人が自分と他人に愛情を表現していく方法。

    愛とは自由で自意識に拘束されていない自己のありよう、一瞬一瞬に没頭している為に自分が消えた状態。

    天職に生きる人は、仕事が本人の存在そのものになっていて、「与える事」が生き方になる。

    社会や両親の価値観に合わせようとする人は、自分の選んだものを持続していく事ができない。承認欲求を満たすために自分が選んだものさえ諦める。このような人は他人から与えられる事を求めているばかりで自分からは与えない。

    確固たるアイデンティティを持っている人は、他人から支持されなくても気にしない。そして「今、ここ」と本人の仕事に没頭する。

    意識的に仕事を選ぶ。意識的に選択する能力と選択の結果に責任を持つ能力はその人の成熟度、強い意志、自立した人格を表す。同時にそれは本人をさらに成長させる要素でもある。

    意識的な選択をしていると自信が感じられる。

    ベストな状態にあるとき、人は真実の姿になっているので、自己の全体(エネルギー、才能、勇気、集中力、潜在能力)を仕事の場に利用することができる。その結果、単にお金のために働いている人や他人の承認を受けたいために働いている人よりも多くを仕事に注ぐ。内面が満たされていると多くを与える事ができるから。

    仕事は献身、愛の行為、スピリチュアルな体験となる。なぜなら愛が集中力、選択、行動、価値の原動力となってさらに前進する力を与えてくれるから。このような人は何をしてもその行為と本人の本質が一体になっている。

    天命に生きる人は、愛を外側に求めない。内面に持っているから。幸福に憧れない。内面に持っているから。完結、達成、満足を欲しがらない。自分のものにしているから。そして、質の高い仕事を楽しみながらやっている。

    私たちは仕事を通して愛を体現していく。仕事を通して愛はさらに育つ。自分にとって役に立たない選択や人間関係は手放していく。成長したあなたにはもう必要ないから。こうした知識や能力と共に成長すれば、もっと楽に、自分が価値を置くもので人生を満たしていける。そして仕事は生活費を稼ぐ手段ではなく、人生を豊かにする道となる事が理解できる。




    世界は私たちそのもの

  • タイトルのとおり、かな。

  • ★★

  • このタイトルでも 地に足の着いた啓発本であってほしくて 読み進めています
    ⇒ http://resonohondana.seesaa.net/article/245007624.html

  • 実に正論だ。

    が、これで開眼するひとは、最初から何とかなっている筈な気もする。
    1996年に日本で出版された本だが、古さを感じない。人の悩みは変わらないのかな。

  • わくわくできる仕事をしよう。
    仕事を楽しんでやっている人にはお金がついてくる。

  • タイトルに気を惹かれて・・・中味は何をテーマとしているのか???大きく考えれば、投資家の気構え?人間の生き方?・・
    最後には、またタイトルに戻ってきそうです。読み物として評価はできます・・・そんな一冊。

  • 2006/2/27*122*51

  • ヒステリックな印象を受ける。心に入ってこない。売れるタイトルにしたつもりかもしれないけど、内容とタイトルにかなりの違和感がある。しかし時々良い事も書いてあるので星2つ。

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