五一C白書―私の建築計画学戦後史 (住まい学大系) (住まい学大系 101)

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  • 住まいの図書館出版局
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  • Amazon.co.jp ・本 (470ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784899771722

感想・レビュー・書評

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  • 鈴木先生の個人史として描かれていますが、僕は建築計画の戦後史だと思います。
    あくまで社会背景を踏まえた実践の中で、提案を検証し続ける姿勢から、「社会背景を踏まえた実践」の重さが身にしみました。
    建築で社会を引っ張る時代も有ったのだと実感できる本でしたが、いま、特定の要素(例えば建築)から都市を牽引することは可能なのだろうか、と考えてしまいました。
    その不可能性を大学でたたき込まれた僕としては、都市生活を支える他の要素への関心が、逆説的ですが高まりました。
    とはいえ、重要なのは、何時の時代も問題意識。

    特質すべきは、栞の対談です。
    建築計画の現代的な意義や、研究者の姿勢など、刺激的な議論が繰り広げられています。

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