磯崎新の仕事術: 建築家の発想チャンネル

著者 :
  • 王国社
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  • / ISBN・EAN: 9784900456419

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  • 磯崎新の仕事術―建築家の発想チャンネル
    (和書)2009年11月23日 21:28
    1996 王国社 磯崎 新


    磯崎新の本を読むのは初めてです。翻訳は「ウィトゲンシュタインの建築」というのを読んだことがあった。なんだか難しい論理を駆使している印象があったので取っ付きにくいなって思っていたけどこの本を読むとそういった僕が持っていた先入観が打ち壊されてこの人は何が言いたかったのか何となく感じることができるように思う。

  • 2016/2/26 7

  • 建築がどのような思想のもとになされているのか。
    ってことに最近ちょっと気もそぞろになっているので、
    「とりあえず磯崎新でしょ」という非常にミーハーで安易な考えでもって購入。

    「ポストモダンの代表的な建築士」とwikiに載っているように、
    脱構築的な思想が中核にある人なんだろうな。

    彼の都市論は今の震災復興で語られる、
    マスタープランをもとにしたトップダウンでの都市計画とは真逆である。

    無秩序に乱立したカオス空間を偶然によって回収し物語化するような、
    そんなダイナミックな発想ではないかとわたしには思われる。

    そういう発想はあの「4分33秒」のジョン・ケージにも通じている。
    (ジョン・ケージは磯崎新の家に泊まったこともあるそうだ)

    意図せざるものを意図的に設計する、
    というのはおそらく、
    閉鎖的な内部構造を持つ系ではなく、
    ある種の破れのような開放性をどう構築するか、
    といったことが主眼にあるのではないかしらん。

    なぞと、
    自分で書いててよくわからんくなってきたので、
    ここで筆を置く(投げっぱなし)。

著者プロフィール

磯崎新(いそざき・あらた) 1931年生まれ(85歳)。建築家。代表作「つくばセンタービル」でポストモダン建築の旗手と目された。1996年ヴェネツィア・ビエンナーレ建築展金獅子賞受賞。

「2017年 『空間へ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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