この地球(ほし)にすんでいる僕の仲間たちへ―12歳の僕が知っている自閉の世界

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  • Amazon.co.jp ・本 (129ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784900851320

作品紹介・あらすじ

自閉という障がいのために困っていることや悩みなどを、養護学校中学1年(当時)の東田直樹が、自分の体験をもとに書き上げました。
本文では・飛び跳ねる理由・急に動き回ること・筆談とコミュニケーション・僕らのしてほしいこと・僕のこれまで等々、障がいを持つ本人でなければ分からないようなことについても書いています。
後半は、母親が子育ての記録や、障がいを持つ子どもの親としての思いを書いています。
本人のパソコンでの執筆風景や、本人が自閉という障がいがよく分かるような映像を収録したDVD付。

感想・レビュー・書評

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  • 自閉症であり作家の東田直樹くんのエッセイ。
    東田くんが文才?に秀でていることはよく分かったけれど、今回一番驚いたのは笑い声に色をつけるという発想。なるほどーと思ったし、彼の世界の一端を見せてもらった気がして、とても面白かった。
    後半はお母さんによるエッセイ。どのように直樹くんを援護してきたかが書かれており、当事者家族の声としてとても貴重に感じた。
    残念なのは、本人母親共にほかの子どもたちを「普通の子ども」と言っている点。直樹くんが【普通ではない】ことを前提にしているのが、残念で悲しい。普通でない、ではなく、【非凡】なんだと思うけどなあ。

    東田くんが、いつか一般小説を書いてくれることを楽しみにしています。

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著者プロフィール

1992年生まれ。重度の自閉症でありながら、パソコンおよび文字盤ポインティングによりコミュニケーションが可能。著書『自閉症の僕が跳びはねる理由』が現在30か国以上で翻訳され、世界的ベストセラーに。

「2020年 『世界は思考で変えられる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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