こころのウイルス

  • 英治出版
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感想 : 26
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  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784901234160

感想・レビュー・書評

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  • とっても分厚い本ですが、頭から先っぽまでアンコの入ったたい焼きみたいにぎっしりと内容のつまった充実の一冊。

    NLPとはどういうものか?
    事例を示して分かりやすく説明されており、それに伴った自己診断や治療法が紹介されています。
    その自己診断は40、治療法については21も紹介されており、どれも実行しやすいものでした。
    私は全て実際に試してみました。

    使えるNLPの本です。

  • またやっちゃった!どうしてこの悪い癖が直らないんだろう・・・とか、何で自分はこんな風なんだろう・・・がっくり、という考え方のクセ。それを直すにはどうすればよいのか?NLPの方式と実例を交え、ユーモアや人間らしい暖かみを加えて書かれている本です。分厚い!と思うかも知れませんが、必要な章だけパラッと読んでみるだけでも可。理論を前面に出していないので、前から読む必要性は強くありません。

    注意点は一つ。後半にちょっぴり宗教的な側面があるので、興味がある部分を見極めておつきあいください。無理して全部読む必要性は、ないです。

    *詳細*
    後半の「1993年夏に超越瞑想により犯罪率減少~」の記述は、科学的観点から異議が唱えられています。あと、チョプラという人の著作についても異論が。 

    詳しくはこの本で。 
    「わたしたちはなぜ科学にだまされるのか―インチキ!ブードゥー・サイエンス [単行本]」ロバート・L. パーク (著) http://booklog.jp/asin/4072289213

  • このブログを読んでいる方なら、コンピューター・ウイルスというのをご存知だと思います。
    実際ウイルスにやられてひどい目にあった方もいらっしゃるかもしれません。

    コンピューター・ウイルスは自己複製によって増殖し、損害を与えるためのプログラムを持っているものもあり、これに感染するとコンピューター内のデータを勝手に書き換えたり、削除したり、画面表示を消してしまったり、最悪コンピューターの心臓部分のハードデスクを破壊してしまったりもします。

    これに対してはアンチウイルスソフトがあり、メールの送受信やウエブサイトなども、これらのソフトがないと、うかうかアクセスできないですよね。

    対して、人間がかかるウイルスとして、生物学的ウイルスというのがあります。

    インフルエンザやエイズ、天然痘、帯状疱疹、ペスト、肝炎などはそれらの生物学的ウイルスによるものです。

    13世紀から14世紀にかけてヨーロッパに蔓延したペストは、ヨーロッパの全人口の四分の一が死亡したとされていますし、1918年の冬から春にかけて猛威を振るったインフルエンザは、世界中で大流行し、合計で2千万人以上の犠牲者が出たとされています。
    これは当時の世界人口の1%に相当し、第一次世界大戦の先頭による死者合計を上回る数字だそうです。

    数年前に話題になった鳥インフルエンザは、この1918年のインフルエンザのパターンに酷似しているというので、WHOからも注意が呼びかけられ、世界中の製薬会社もそのワクチンの発見と製造に血眼で取り組んでいます。

    今は人間向けではありませんが、口蹄疫が広がっていますね。

    生物学的ウイルスに対しては、人間の身体は免疫のシステムで持って対抗しますが、エイズウイルスなどはこの免疫システムも有効には働かないのでやっかいです。

    インフルエンザや帯状疱疹などにかかった体験のある方はわかると思いますが、これらのウイルスにかかると結構つらい思いをしますよね。

    どうしてこんなところでウイルスの話をしているのだろう? と思っておられる方もおられると思いますが、実際にウイルスにかかるということが、どうことかということを理解してもらい、体験として感じてもらいたいと思ったからです。

    というのは、実はこれらのウイルスよりもさらにもっと人間に影響を与えているものに、自分がそのウイルスに感染していても自覚がないウイルスがあるからです。

    しかもこのウイルスのために、アメリカだけでも毎年100万人以上が亡くなっているそうなのです。

    このウイルスにかかると、ひどい場合には薬物中毒やガンなどの変成疾患、ウツ病や社会的暴力、家庭内暴力や虐待、拒食症、人間関係の崩壊などを引き起こしてしまいます。

    一般的な症状としては、失敗への恐れ、成功への恐れ、ものごとが決断できず、先延ばしや、内的葛藤、自分自身を傷つける思考パターン、数学嫌いなどの学習の壁、タバコやコーヒーをやめようと思ってもやめられない、花粉、植物、動物のアレルギー、人から拒否される不安や人間関係を難しくしてしまう行動パターンなどに現れるようです。

    オーラソーマでは自分を愛することを教えていますが、学ばれている方のなかには「自分を愛すること」が重要なテーマと思っておられる方もいるかもしれません。
    でも、実は「自分を愛せない」というのは、このウイルスのせいかもしれないのです。

    続きは→http://ameblo.jp/aurasoma-unity/entry-10552889459.html
    http://ameblo.jp/aurasoma-unity/entry-10556593580.html
    http://ameblo.jp/aurasoma-unity/entry-10559156322.html
    http://ameblo.jp/aurasoma-unity/entry-10560323203.html

  • NLP(神経言語プログラミング)の理論に基づき、心理分析とセラピーを通じて、身体的・精神的な調和(コヒーレンス)を取り戻す道を説く。

    人はそれぞれ独特な思考回路を様々に持つ。もともとは自分の何かを守るためにできた思考回路でも、当初の目的とは無関係な局面で作動したりして間違った感情やネガティブ思考を生みだす。これらを「こころのウィルス」と呼び、ウィルスを治療することで自分の人生からソンしている部分をなくし、思い通りに生きていける、と筆者は主張している。

    そして後半ではウィルス治療セラピーへと話が進み、ウツ、アレルギー、ガン、仕事上での先延ばし、恋愛関係などデリケートな問題もウィルスが原因として、それらの治療法へと踏み込んでいく。

    画期的な考え方だと思うし、実践して幸せな人生を手に入れたいとも思う。ただ、読みながら自分のウィルスと一人で向き合うのはつらかった。とりあえず今は図書館に返却して、またこころの準備ができたら読み返してみたい。■

  • 心の中にはたくさんのウイルスがいて、自分が気づかぬうちに、間違った感情を産み出したりもする。
    表に出てくる感情以外に、実は根っこの方に原因となる真実の感情がある事には、ほとんどの人が気付いていないようである。
    この本はNLP(神経言語プログラミング)を非常にわかりやすく自己診断と治療という形でまとめてあり、自分の中の混沌とした感情を整理させてくれる優れた一冊である。

  • NLP(神経言語プログラミング)を分かりやすい隠喩でテクニックやエクササイズを紹介している。ボリュームがある割りに読み易い良書です。
    NLPについて学び始めた方におすすめ。

  • とにかく分厚いけど、読む価値ありです。自分の心と上手に付き合う方法を見出していくためには良好な1書ともいえるかも。「自分は今、何を悩み模索しているのか」〜その根源ともなる心のウイルスを自己分析していくことで撃退していくというもの。お薦めの本です。

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