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- Amazon.co.jp ・本 (407ページ)
- / ISBN・EAN: 9784901402279
感想・レビュー・書評
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SSRIと言われる抗鬱剤の話がメインですが、薬のおおまかな歴史もなかなか興味深いものがありました。
昔は酒が薬として処方されていて結果としてアルコール依存症の人が増える。
で、コレじゃ駄目だ、もっと良い物がある、と次に出てきたのが阿片。中国では子供が騒いでいたら阿片でも吸わせとけ、と言われるくらいメジャーになる。
当然これも依存が問題になり、今度のは大丈夫、という触れ込みで広まったのがコカインなのだそうな。
今から聞くと怖ろしい話なんですが、実は現在の抗鬱剤も我々が思っているほど確かな信頼性があるわけではないのではないか、というのがこの本の主旨です。
我々の暮らす資本主義社会の影を垣間見る思いです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
分類=薬・抗うつ剤・副作用。05年12月。
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