成長する心 ユング派のイメージ療法—アクティヴ・イマジネーションの理論と実践 2

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  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784901510226

作品紹介・あらすじ

アクティヴ・イマジネーションの実際を丹念に追い、個人的レベルから元型的レベルへ深まる際につまずきやすい問題点を取り上げる。
 転移、夢、共時性といった現実の問題を手がかりに、セラピストからの介入の方法を考える中級篇。

感想・レビュー・書評

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  • 第2巻では、一人の女性が中断を挟みながら4年間にわたっておこなったアクティヴ・イマジネーションを実例にとりあげ、個人の心理が普遍的な元型のレヴェルへと深まっていく様子があざやかに展開されていきます。

    著者は「あとがき」で、本書はユング派のアクティヴ・イマジネーションについて「技法論の立場から取り組んだ」と語っていますが、マテリアルの豊かさに目を奪われてしまうことなく、ときにアクティヴな態度を取り戻すようイマジナーにうながし、ときに奔放に流れがちな想像力の手綱を引き締めるなどのアドヴァイスをおこなう分析家の役割にも注目しなければならないように思います。

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著者プロフィール

一九八四年,鳥取大学医学部卒業。一九九二~九五年,チューリッヒ・ユング研究所留学。現在,大阪大学大学院人間科学研究科教授。ユング派分析家。博士(医学)。

著書:『武術家,身・心・霊を行ず』『身体系個性化の深層心理学』(遠見書房),『共時性の深層』(コスモス・ライブラリー),『人格系と発達系』『スサノオ神話でよむ日本人』(講談社),『ユング的悩み解消術』(平凡社),『無意識と出会う』『成長する心』『元型的イメージとの対話』(トランスビュー),ほか。
訳書:ユング『ヴィジョン・セミナー』『哲学の木』『クンダリニー・ヨーガの心理学』(創元社),ブラヴァツキー『ベールをとったイシス』(竜王文庫),ほか。

「2019年 『心と身体のあいだ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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