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- Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
- / ISBN・EAN: 9784901622264
感想・レビュー・書評
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数奇な運命を選んで生きたと言われる辻政信氏の潜行三千里。荒削りな文章が臨場感を感じさせるが、なんとなく読みづらく感じて筆者の潜行の目的がよく見えない。戦犯として裁かれるのを避けたということなのだろうか。当時の国民党の腐敗の中で日華合作のための情報活動に苦労するところはなんとなくわかる。中国で筆者が出会う日本人には捕虜になったもの、満州から引き上げきれなかったものだけでなく終戦後に日本からわざわざ中国に渡ってきたものもいて、終戦から3年くらいの間で日本から中国にも人が移動して国民党に協力しようとしていたのがなんとなく意外に感じた。
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敗戦直後の日中関係を垣間見ることができる。中国内戦の背景について、教科書よりも現地の生の雰囲気で理解できる。
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