古事記及び日本書紀の研究 新書版

著者 :
  • 毎日ワンズ
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784901622998

感想・レビュー・書評

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  • 2018.7.20 amazon

  • 2019/04/11

  • 古事記、日本書紀の研究。戦前出版禁止となった図書。
    本居宣長の古事記も含めて、解説している。
    古事記については、勉強したいと思っていたところ、出版禁止の図書が出版されたので購入した。

  • 日本書紀、古事記から15代天皇までは存在しなかったとの歴史史観のため、戦前発禁になった復刻版。
    年代や記述に神話的要素があるからと存在を否定するのはどうかな?と思う。
    神話的語り継がれによる日本人のアイデンティティー的なものはあるし、10年を100年に置き換えると辻褄があうという説もある。また、因幡の白兎でも後年日本でのワニの存在が明らかにもなった事実もある。戦前に書かれたという意義は認めるが、戦後の左翼学者の寝返りには毎度ながらあきれてしまう。

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著者プロフィール

津田左右吉

歴史学者、思想史家。 岐阜生まれ。1891年東京専門学校(のちの早稲田大学)を卒業。満鉄調査部に入り白鳥庫吉の下で満洲(中国東北)・朝鮮の地理・歴史を研究。1918年から早稲田大学講師、のち教授。文献批判に基づき、記紀の神話が客観的史実でないことを論証し、実証的な日本、中国の古代史,思想史研究を開拓した。『文学に現はれたる我が国民思想の新研究』『神代史の新しい研究』『古事記及日本書紀の新研究』『日本上代史研究』『上代日本の社会及び思想』を著す。『日本上代史研究』などに関して皇室の尊厳を冒涜したとされ1940年、発売禁止処分を受け早大教授を辞職。1942年には出版法違反で禁錮3ヵ月、執行猶予2年の宣告を受けるが、1944年には免訴となった。ほかに『ニホン人の思想的態度』『津田左右吉全集』(33巻)などがある。1949年文化勲章を受章。

「2019年 『日本の皇室』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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