量子光学と量子情報科学 (新・工科系の物理学)

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  • 数理工学社
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784901683234

感想・レビュー・書評

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  • 式展開、物理的解釈が非常に丁寧。
    量子力学(特に調和振動子)、フーリエ変換、電磁気学の知識が前提されている。
    古澤先生のブルーバックス3冊を読んでいたので、学習がスムーズだった。

    *なるほどポイント!
    ・調和振動子と不確定性の洞察
    ・ポアソン分布であることの物理的意味は光子それぞれは独立に飛来するということ。
    ・コヒーレント状態は直交しない、という事実は、光通信などで難しい状況を生んでいる。
    ・量子エンタングルメントの単純なかたち=相対位置と運動量の和は同時に確定できる。
    ・見方(座標)を変えただけで、相関が消滅するのが古典、しないのが量子エンタングルメント。その差は密度演算子の対角成分にある。

  • 1795円購入2011-02-09

  • 量子光学のひととおりの知識が学べます。個人的には著者の語り口調が好きです。

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著者プロフィール

古澤/明
物理学者。1961年、埼玉県生まれ。1984年、東京大学工学部物理工学科卒業。1986年、同大学大学院工学系研究科物理工学専攻修士課程修了、株式会社ニコン入社。東京大学先端科学技術研究センター研究員、カリフォルニア工科大学客員研究員、東京大学大学院工学系研究科助教授を経て、2007年から東京大学大学院工学系研究科教授

「2020年 『新版 量子光学と量子情報科学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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