食べる女 -スローフード・スローセックス-

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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784901976084

感想・レビュー・書評

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  • 食事というのは空腹を満たすだけのものではないのはもちろん、ただ口でおいしいと感じるだけのものではない。もっと全体的な喜びなのだ。

    キョンキョン主演の映画の原作、ということで読んだ短編集。
    正直あまり好みでない作風の短編があって途中何度か挫折しかけた。
    けれど最後まで読めて良かった。

    ママの涙のしょっぱい味の混ざりあった『マイ・ファーストワイン』、いつも元気な幼馴染み3人の『きもちいいのが好き』、豆腐を美しく食べる父の『豆腐のごとく』、女を作って勝手に家を出ていった夫をギャフンと言わせる『リベンジ』、亡き母のポテトサラダを父に作る娘の『花嫁の父』が良かった。
    どの短編にもおいしそうな料理がこれでもか、というくらい出て来てお腹が減る。
    特に亡き母のポテトサラダが食べてみたい。

    「料理というのは、作る人も食べる人も幸福にしてくれるのだ」
    ほんと、その通りである。

  • 図書館の本
    返却日が来てしまい、予約待ちがあったので1/3程度のところで断念。
    途中まで読んだ感想は、もうこれ以上は良いかな…という感じ。
    なので再予約はせず。

  • 食べること、すごく興味がある。
    食べることは、たまらなく色っぽい

  • 短編集はどうものめり込む事が出来ず、読んでいて眠くなってしまいました。。。半分以上は読んだけど、途中で断念して図書館に返却してしまいました。

  • 食と愛することを描いた短編集。
    選ぶ食べ物も愛しかたも人それぞれで面白いけれどどの話も共通しているのは食事は生命を繋ぐためだけではなく人生を彩るものであるということ。
    人を愛すことも同じ。
    どちらも適当にせず神事のように厳かな気持ちで丁寧に行いたいものだなと思った。

    読み始める前に帯を見てあまりにエロティック寄りだったらどうしようと不安になったけれど欲望剥き出しな感じでなくて良かった。

  • 図書館で借りました。
    映画化作品、小泉今日子、沢尻エリカ、鈴木京香主演。
    観に行きました。

    「食」に纏わる短編集。
    映画の方を先に観たので、あーあの時の場面ってここねー!と言う感じで読みました(笑)

  • 2019.5.7 読了


    これ 映画化になった原作ですよね?

    短編集で、食べ物と女のコの話。
    次々と話が変わるので、最初の方は
    覚えてないくらい(笑)

    読みやすかった。


  • 読みやすい。でも共感できるところと、自分にはないキャラだなぁと感じるところと。

  • 映画鑑賞前の予習として読む。女性達の食にまつわるショートショートという感じだが、中身はほとんどは恋の話、それも男にとっては非常に都合のいい女性ばかりだ、食べる女というよりは食べられる女と言ったほうがいいかもしれない、こんな女性達がいるならばあやかりたい。さてこれを映画にするならばかなり情事が多い映画になりそうだ。

  • ひとはおいしい食事をすると、体が元気になる。いとしいセックスをすると、心がやさしくなる。エロティックだけど凛とした、現代女性の幸せのカタチを描いた短編集。

    映画の原作と知って借りた本。
    食べるって大事だなぁ。

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著者プロフィール

1948年、東京生まれ。成城大学卒業後、スタジオミュージシャン’(ヴァイオリン)を経て、脚本家となる。テレビドラマ「響子」「小石川の家」で向田邦子賞を受賞。映画も多数手がけ、「それから」でキネマ旬報脚本賞、「失楽園」で日本アカデミー賞優秀脚本賞、「阿修羅のごとく」で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞。映画「食べる女」では、脚本のほかにプロデュースもつとめる。著書に『食べる女 決定版』(新潮文庫)ほか。

「2018年 『いとしい人と、おいしい食卓 「食べる女」のレシピ46』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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