働く。: 社会で羽ばたくあなたへ

著者 :
  • 冨山房インターナショナル
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  • Amazon.co.jp ・本 (142ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784902385878

作品紹介・あらすじ

就職活動に挑む若者たち、いま、その意味を問い直す人たちへ。九十九歳の現役医師の提言。

感想・レビュー・書評

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  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/6313

  • 医師の日野原先生は、満105歳で亡くなるまで、若者を育てる活動をなさっていました。多様化する働き方の中で、働くこと・仕事についての優しいメッセージが込められています。

    大阪府立大学図書館OPACへ↓
    https://opac.osakafu-u.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=2000840352

  • 99歳の医師から20代の若者に向けたメッセージが詰まった一冊。「人は生きていくうちに、その人になっていく。」から始まり、本書には、就職活動で悩む若者を支えてくれる印象的な言葉がたくさん散りばめられています。就職活動をこれから迎える方、就職活動中の方に、ぜひ読んでいただきたい一冊です。
    (物質科学専攻 M1)

  • 御存じ日野原先生が大学生と語り合った本

  • 自分用キーワード
    レーニン「働かざる者食うべからず」 ウィリアム・オスラー カーリダーサ「黎明への挨拶」 森本薫『女の一生』 アリストテレス「習慣とは繰り返された運動である」 音楽療法 ヘンリ・ベルグソン 神谷美恵子『生きがいについて』 アルフレッド・テニスン「わたしは、わたしが出会ってきたものの一部である」 

  • 展示期間終了後の配架場所は、開架図書(3階) 請求記号 159.7//H61

  • 人生の支えとなり、また、導きともなる言葉にあふれた一冊。

    働き始める時に、その意味は、わからない。
    続けていく中で、その意味と出会っていく。

    備えておくこと。
    プリンシプルを持つこと。
    決断すること。
    行動すること。
    変化をおそれないこと。

    ひとつひとつの言葉が、沁み入ります。

  • 決断する自分を信じぬく。この言葉にはっとした。
    誰かのために生きているのではないのだ。人の目を気にして、他人の評価を基準にしてはいけない。信じるは自分であり、信じれる自分になることにベクトルを示すのだ。
    人は一生をかけて自分の人生をかける価値のある仕事を模索する存在なのだろう…日野原先生の言葉だからか、一際心に染みた。…ってやはり人で判断している自分がいる。
    どんな一歩でもいいから勇気をもって踏み出しなさいと背中を押してもらい、頑張ろうと元気になった。
    これからだ。

  • 読み物としてはいまいちだったなー。座談会形式でしたが、メンバーのほとんどが「日野原さんはすごいです!日野原さんの言う通りです!」みたいな感じで、もっとこう反論してみたりはせんのか!?と思ってしまいました。私がひねくれているだけかもしれませんが(笑)せっかくいろんなタイプの人がいる座談会なのだから、もうちょっと様々な角度から見た意見とかも欲しかったです。

  • 若いうちに読みたかったなあ…。やっぱり長く人生を歩んで来た方の言葉はしみます。

  • 行動することが何よりも大切。決断のプリンシプルを持って、変化を恐れずに行動するほうがいい。決断はその時の岐路にしかすぎない。進みながら考えればいい。

  • 読んでから時間が経ったので内容忘れちゃいました(^^;
    なかなか良いこと言うんだな、と思った記憶はありますが。

  • 聖路加国際病院の名誉院長・理事長である日野原重明さんが99歳のときに執筆された本。2010年で99歳なので、今は101歳になられたのでしょうか。20歳前後で「働く」ということが目の前に迫ってきた方向けへのメッセージです。

    「行動が視界を開く」
    「適職も転職も、はじめらかどこかにあるわけではない」
    などいう言葉たちは、仕事柄よく耳にする言葉ではありますが、100歳に手が届くこの方だからこその言葉の重みがありました。

    どんな時代も同じ。やってみなければわからない。
    焦らず、自分の一歩を踏み出そうという気持ちにさせてくれる本です。

  • 学士力の涵養や自己の能力を伸ばすためのヒントとなる
    書籍類、職業選択や人生設計に必要な資料を集めています。


    *このカテゴリの本はすべて中央館2階のアメニティコーナーに
     配架しています。

     
    *貸出状況についてはこちらから確認下さい。
     貸出中のときは予約もできます♪
    (鹿大の蔵書検索画面にとびます)

    〔所蔵情報〕⇒ http://catalog.lib.kagoshima-u.ac.jp/opc/xc/search?keys=11111038291

  • 改めて「いい言葉だなぁ。」と考えさせられる部分が多かった。
    「人は働いていくうちに、その人になっていく」
    「人生にはむだな体験などひとつもないということです。」
    「苦しくとも、つらくとも、この現在は自分が過去に選びとった
     未来だったのだから、それをわたしは受け入れる。」
    「目の前の課題から逃げ出さずに腰を据えて取り組むことで、予想 外の力を自分のなかに蓄えることができるのです。」
    読み終わって少し元気が出てきた。
    前を向いて考えられるようにもなった本。

  • 途中、子どもの未知の可能性に話が出てくる。

    その純粋無垢な姿勢を
    子育て真っ最中の私には、とても実感できるものだった。

    こうして子どもが私のもとに存在している意味は・・・
    【さまざまなものに興味を示す好奇心】
    【失敗を恐れない勇気】
    【何回でも挑戦する貪欲さ】
    これらをいつも教えてくれているのかもしれない。

  • 日野原先生が若者に働くことについてインタビューするという形で語られていく。「先が見えない」「この職業にむいているのかわからない」など若者から不安が語られる中、日野原先生自身の体験談も踏まえて職業とは仕事とは働くこととは生きることとは、若かりし日の日野原先生も同じだったという感想で若者たちに勇気を与えてくれる一冊となっている。

  • 「自分は今まで出会った人の一部である。」
    じわじわと感動しました。
    日野原さんの言葉はひとことひとこと、深くてやさしいです。

  • 三葛館一般 159.7||HI

    日野原重明氏が、20歳前後の7人の若者と「働く」をテーマに語り合います。
    現代の若者は「働く」ことについてどんなイメージを持っているのか、またどんな不安や悩みがあるのか。
    長い人生を歩んできた日野原氏が、これから社会に出て働く若者たちに、自身の経験をもとにあたたかく的確にアドバイスしてくれます。

    和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=60605

  • しっかりとしていて優しい先生っていうかんじの本です。医師として生きてきた人生をもととして、働くということを若い人たちに伝え教える。とてもよい本でした。

  • 高齢になってもなお輝いている著者と20歳前後の若者との対話を下敷きにした「働く」をテーマとしたメッセージ。
    パッションを燃やしながら一歩を踏み出していく勇気をもらった。
    11-37

  • 98歳の医師・日野原重明さんが、20歳前後の7人と対話をし、自身の体験も交えて、働くということがどういうことかを語りかけます。「変化していく自分を待望すること」「決断のプリンシプルを持つ」「生き方のモデルを持つ」「人は一生をかけて、自分の人生を賭ける価値のある仕事を模索する存在なのだろう」…一つ一つの言葉が人生の知恵に満ちていて、心に静かにしみこんできます。「就活」に焦り、振り回されている方は、この本を読んで、自分にとって「働く」とはどういうことなのかを見つめ直してみてください。

  • <印象的だった内容>

    「生きる」という実感ー社会のなかで何かとぶつかる時に派生する

    人は生きていくうちに/働いていくうちにだんだんその人になる

    働くことの意味ーすぐには明かされない、働いているうちにようやく実感としてつかめる

    変化を恐れるな
    変化し続けて今の私がある
    変化する余地をなくす=老いる
    先の読める未来はおもしろくない
    慎重すぎると予測できないことを恐れ、委縮し、身動きできなくなる
    好奇心やわくわく

    苦境にあると状況を客観視できないし前向きになる気力もない

    さまざまな体験から時間をかけて学ぶ

    どんな職についても社会にお返しできるようになるには長い時間がかかる

    モチベーションの維持=長期戦

    人と話すと自分の想いや考えを別の角度から見ることができる
    不安や恐れをなくすには行動する

    ウィリアム・オスラー(医者)
    「その日の仕事に精一杯取り組み、明日のことを思いわずらわないようにしなさい」

    トーマス・カーライル
    「ぼんやり遠くに有るものに眼をやるより、目の前にはっきり存在している仕事に最善を尽くす」

    子供のような純粋性(マタイ)
    思うままに自己表現し、将来を憂えず、社会的常識にとらわれない

    結婚も就職も、偶然が大きく作用する

    「たとえ辛くても、この現在は私が過去に選び取った未来だから、受け入れる」(女の一生)

    目の前の仕事に真剣に取り組む、その果てしない繰り返しに耐える

    才能=継続する情熱の証

    自己実現は、働くうちに結果としてついてくるもの(軌跡)

    目の前にある無数の偶然にどう反応しどう答えていくかで人生が作られていく

    生き方のモデルを見つけろ

    自分のなかに方針(プリンシパル)を持っていれば、突然のハプニングにも決断をしやすい

    後悔しない
    くよくよするのは無駄

    未来のことはわからないから、自分の決断とそのあとについてくる現実を受け止めることが重要

    仕事=そこに自分を表現できる変幻自在で自由度の高いパフォーマンスの場

    全てを投げ打ってでも、この仕事に賭けたいと思えるパッション

    パッションがあると、困難や試練は恐れない。待遇や労働条件や世間的評価は大したことではなくなる

    自分の取り組みが誰かの役に立ち喜びにつながるときの感動

    趣味には自分の喜びしかない

    「どんな職業も、ただ好きだからやるというのではだめだ。人のためにするという公益性を持つのが職業である。人の為にすることが、自分のためになる。」夏目漱石「道楽と職業」


    働くことで、他に関心が向く
    自分を他の為に寄与することで、思いがけない自分と出会う

    「自分がここにいるのは、自分のためでなく、他人の幸せの為である」シェィクスピア

    自分の能力や手にした成果は全て先人に負っている。意欲と努力以外に、自分自身と呼べるものはない(ゲーテ)

    私は私が出会ってきたものの一部である(アルフレッドテニスン)

    就職はゴールではない

    ゴールの先に開ける世界にわくわくしてほしい

  • 働くことだけではなくて、いかに生きるべきかということも話題にしており、味わい深かった

  • 母からちょっと前に贈られた本 で す が。

    まだ読めてません、1ページも。
    ごめんなさい、お母さん。

  • なんて甘ったれたんだろう。わたし。どうして就職活動途中でやめて院なんかに行ったの。と泣きながら読んだ。

  • 2010.06.18〜2010.06.20読了。

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著者プロフィール

1911年山口県生まれ。1937年京都帝国大学医学部卒業。1941年聖路加国際病院内科医となる。学校法人聖路加国際大学名誉理事長、聖路加国際病院名誉院長、一般財団法人ライフ・プランニング・センター理事長などを歴任。予防医学の重要性を指摘し、医学・看護教育の充実、ターミナル・ケア(終末期医療)の普及に尽力。2000年には「新老人の会」を結成。1999年文化功労者。2005年文化勲章受章。2010年には国際コルチャック協会名誉功労賞受賞。2017年7月18日逝去。

「2022年 『2023年版『生きかた上手手帳』』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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