- Amazon.co.jp ・本 (88ページ)
- / ISBN・EAN: 9784902943429
作品紹介・あらすじ
精神病院、少年院、強制収容所…。国内外の人が隔離されている施設を中心に、井上廣子が14年の歳月をかけて撮り続けた「窓」。窓を通してあなたに何を語りかけるのか、心で感じて下さい。
感想・レビュー・書評
-
毎日を生きるための営みも、生活を少しでも彩ろうとするささやかな努力も、すべて行き場のない閉塞感へ収束していく。希望の持ち方が失われ、自分と世界との間に透明な壁が立ちふさがる。その恐ろしさと、その可能性が誰にでもあることを美しく表現した写真集。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
写真
-
窓を題材に集められた写真集だけど、ひとつひとつがとにかく「窓」とゆう枠を越えて美しい!
-
ずっと気になってるんだけど、本屋においてない…
中身見てからと思ってたけど、通販で買うかな。 -
みんながカメラを持っている時代。一般の人も自分で画像処理を楽しんだり、
気軽に写真で遊べるこの時代。では、プロの写真家、写真作家とはいったい
どんな写真を撮っている人なのだろうか?テクニックや機材のことをあげれば
きりがないけれど、結局はその人のファインダー(眼)を通してまだ見ぬ
世界を私たちに教えてくれる、知らせてくれる媒介ような存在
ではないだろうか。井上氏のこの写真集は特殊な場所の部屋を写している。
部屋の住人にすれば日常の光景。では、その住人はいったい何者か?
それを知る時ここに写し出された世界が非日常へと一変する。
かつて見た事のあるような世界、でも足を踏み入れた事のない世界。
だからといってこの先、その世界に自分が入らないという確証はない。
強い力で引き寄せられる、そんな存在感のある写真集だ。