- Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
- / ISBN・EAN: 9784903127170
作品紹介・あらすじ
壁が倒れたとき、あなたは何歳でした?
なぜ人びとは壁に慣れてしまったのか?
その壁がどうして、1989年に倒れたのか?
建設から倒壊までの、冷戦期の壁の歴史を、壁のことをよく知らない若い人にむけて、簡潔かつ明瞭に解き明かす。
写真を多数掲載。
1989年、ベルリンの壁は倒壊しました。
今の若い人たちには、記憶のない事件でしょう。
その後に生まれたのですから。
この本は、壁の構築から倒壊に至るまでの人びとの苦悩、抵抗、無関心の歴史について、壁のことをよく知らない人に向けて書かれています。今なお世界中にある「壁」にも目を向けてほしいからです。
たとえば、イスラエルとパレスチナのあいだ、アメリカとメキシコのあいだ、インドとバングラデシュのあいだ、都市の富裕層と貧困層とのあいだに、「壁」が構築され続けていることに、あなたは気づくでしょう。
感想・レビュー・書評
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壁を批判的に見た文献
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壁について、知らないことが多かったことを恥じたい。
複雑な心理…
分からない部分もあったので、これから知識を増やしたい。
私の中では教科書の中での出来事のように感じていたが、私が生まれたころにはまだ壁があったのだと考えると、一気に現実味がわく。 -
ドイツ本国初の「ベルリンの壁」を若い世代に知らしめる本。歴史学メジャーの君もそうでない君も読もう。日本にも「壁」の残骸があったのだ。
The book may intend to teach about the Berlin Wall to younger generations. -
壁でふさがれた家屋からパニック的逃亡があちこちで起こった。
逃亡はどんな手段を使っても阻止せよ、と東ドイツでは出ていた。
かつては東ドイツ、西ドイツだった。お互いがスパイなどをしていた。そう考えると冷戦ってすごいな。