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- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784903192161
作品紹介・あらすじ
「生きられない孤独」から「生きるための孤独」へ-いま、子ども・若者が生きていくために、何が必要かを考察。
感想・レビュー・書評
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ピンポイントで自分の興味関心が文字になっていたから、読んでいてわくわくした。
ひきこもりや若者の起こす犯罪について、結果から考察するのではなく、若者の気持ちを汲み取り、原因を探究していく姿勢に好感を持ちました。
芹沢さんが「見られている不安」と「見られていない不安」の2つの不安に「孤独」を結びつけて、「便所飯」を語っている13章が特に良かったです。
個人主義がすすみ人間関係の希薄化が叫ばれる一方で、情報化社会にいる私たちは、たえまなく他者の目にさらされています。こういった社会の変容を踏まえて「孤独」について考えていくことで、卒論の参考にしていきたいです。
芹沢さんの『存在論的ひきこもり論』を読んでおくと、言葉の理解がしやすいと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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