生きられる孤独

  • 東京シューレ出版
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本棚登録 : 19
感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784903192161

作品紹介・あらすじ

「生きられない孤独」から「生きるための孤独」へ-いま、子ども・若者が生きていくために、何が必要かを考察。

感想・レビュー・書評

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  • ピンポイントで自分の興味関心が文字になっていたから、読んでいてわくわくした。

    ひきこもりや若者の起こす犯罪について、結果から考察するのではなく、若者の気持ちを汲み取り、原因を探究していく姿勢に好感を持ちました。
    芹沢さんが「見られている不安」と「見られていない不安」の2つの不安に「孤独」を結びつけて、「便所飯」を語っている13章が特に良かったです。

    個人主義がすすみ人間関係の希薄化が叫ばれる一方で、情報化社会にいる私たちは、たえまなく他者の目にさらされています。こういった社会の変容を踏まえて「孤独」について考えていくことで、卒論の参考にしていきたいです。

    芹沢さんの『存在論的ひきこもり論』を読んでおくと、言葉の理解がしやすいと思います。

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