21世紀歴史学の創造7 21世紀の課題 (シリ-ズ「21世紀歴史学の創造」)

  • 有志舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (335ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784903426747

作品紹介・あらすじ

21世紀はどのような時代になるのか。「戦争と革命の時代」といわれた20世紀にあって国民国家は強固な存在であり、社会主義体制もそこに帰結した。しかし、経済や情報のグローバル化が進行する現在の世界では国民国家の地盤沈下は明らかであるが、「世界政府」は未確立であり、「マネーゲーム」といわれる投機活動が横行する一方、国内外での格差が拡大している。また、冷戦終結後に軍事覇権を確立した米国が「グローバル化」を推進する一方、世界経済の多元化も進行し、周辺地域では米国が「イスラーム・テロリズム」といった憎悪のレトリックを煽って軍事介入する一方、貧者の抵抗は地域紛争やテロ活動として現れるとともに、国民国家を超えた連携も生み出している。このように21世紀世界の重要な課題の一つは「グローバリゼーションと周辺化」の問題と考える。本巻は、まず総論で21世紀の全体的特徴を予測した上で、本論においては、第二次世界大戦後の米国・中東関係に焦点をあてて、「グローバリゼーションと周辺化」の問題を検討する。最後に、座談会を設定し、21世紀の課題を討論することにしたい。

著者プロフィール

東京大学名誉教授・一橋大学名誉教授

「2020年 『避けられた戦争』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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