よだかの星 (SDP Bunko)

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  • Amazon.co.jp ・本 (120ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784903620381

作品紹介・あらすじ

醜い姿の「よだか」は似ている鷹と名を変えろと強要され、生きることに絶望する。彼は太陽や星に一緒に連れていってほしいと願うが拒まれる。そんな彼はひたすら空を飛び続け、「よだかの星」となって燃え続けた…。生きることとは?自分の存在とは何なのか?を問う。他3作品収録。

感想・レビュー・書評

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  • 嫌われ者のよだかの物語。SoundHorizonが同名の曲を発表するということで手にとってみた。
    よだかという名前を市蔵に変えろと言われ、巣を離れ、星のもとへと行きたいと旅立ったよだか。どこでもよだかのことを優しく受け入れてはくれなかったけど、それでもよだかは飛び続け、ついには星になる。悲しいような、それでも、生きているのなら誰になんと言われても飛び続ける強さを感じるようなそんな話でした。
    また、一緒に収録されていた双子の星も印象的でした。誰に対してでも正しい双子の星の生き方もまた、強い。そんな印象を受けました。

  • よだかの切ない運命。大人の童話かな。

  • 4つのお話が収録されていました。
    なぜか大事に読みたいと思って、1日1話ずつ少しずつ読んでいきました。
    特に「双子の星」は、この先何度も読み返すと思う程ステキなお話でした。

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著者プロフィール

1896年(明治29年)岩手県生まれの詩人、童話作家。花巻農学校の教師をするかたわら、1924年(大正13年)詩集『春と修羅』、童話集『注文の多い料理店』を出版するが、生前は理解されることがなかった。また、生涯を通して熱心な仏教の信者でもあった。他に『オツベルと象』『グスグープドリの伝記』『風の又三郎』『銀河鉄道の夜』『セロ弾きのゴーシュ』など、たくさんの童話を書いた。

「2021年 『版画絵本 宮沢賢治 全6巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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