<貧乏>のススメ

著者 :
  • ミシマ社
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本棚登録 : 253
感想 : 39
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784903908144

作品紹介・あらすじ

「不況、不況」と言われる時代に、<貧乏>を自分の中にもっている人は強い。

少々のことがあっても動じない。

貧乏体験が一度もなくても、情を肌でわかる「貧乏感性」があれば、その人の中には<貧乏>がある。

「体験の石油化をはかる」

「誇りをもってプライドを捨てろ」

「貧しても鈍しない」……。

三十二歳時、妻一人、子ども二人、定職、定収入なし。所属なし。年収二百万円台。
その時代に著者が獲得した、「貧乏を力に変える10の技術」を初公開!

感想・レビュー・書評

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  • 斉藤孝さんの本を読んでみたかった。
    そして今の私の状況を向上させる為にも凄くためになった。
    生きていく為には、気持ちを前向きにする為には「貧乏」精神が大切。
    ぬるま湯に浸かってちゃダメなのだ(私の解釈)。
    もっと斎藤さんの本が読みたくなったし、参考になってる本も読んでみたいものばかり。

  • 貧乏を楽しむという余裕。

  • 貧乏は人生を豊かにする。今しかできない貧乏ライフを存分に楽しもうと思った。

  • 貧乏を経験しているからこそ、人から奢ってもらったときの嬉しさや、プレゼントをもらったときの嬉しさがわかる。
    それは単に金銭的なことではなく気持ちをもらっているということが腑に落ちた。
    EXILEのヒロさんも結成当初は貧乏で自分が食べていくお金もほとんどないのに、メンバーに吉野家を奢っていた話があるが、メンバーは嬉しかっただろうと思う。
    そんな気持ちをいつまでも持ち続けたい。

  • 自分が貧乏だった時期を思い返しながら読む。
    確かに貧乏感性は力になると思う。
    文中の中で出てきた引用に心が響いた。
    ボロを着てても心は錦
    読んでよかった。

  • 貧乏心を忘れず、その時代に培った豊かさと貪欲さを武器にする、これは大きなバネになると思う。実際戻りたくない暗黒の貧乏期が自分にもあるが、そこがあるから堕落しないでいられる。指摘の通り、豊かな貧乏を経験しにくい世の中だと思う。何より恐ろしいのは心の貧しさ、人としての貧しさ。これはいつの世も道理である。

  • 貧乏な状況に置かれているだけにここに書かれておるメソッドを実践してみようかと思っている。

  • 貧乏のときにこそ、腰をすえる力を身につけたり、心豊かになるチャンス!
    ただの貧乏だけでいてはいけないと思う一冊。

  • 齋藤さんの言う貧乏は逆境を金銭というファクターから見た表現なのかなと思います。手にできる金銭が周囲の人に比較しても、物価と家族の人数から考えても少ない状況のこと。人にバカにされれば「なにくそ!」となるけど、家族がいる、消費社会をクールに客観視、身銭を切った本は血肉になるまで読む、石ころやノラ猫に愛、と、なんだが幸せそう。多分、少々持っているお金が少なくても、自分の大切なものがわかっている人は、人生楽しめるしモチベーションも保てるんだろうな。
    働けること、食べられることに感謝。
    働けない、食べられないほどの逆境に陥ったら、抱え込まずに「助けて」と言いましょう。貧乏力の一つ、痛みを知る誰かが、きっと、助けてくれます。フォトリ62冊目。

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著者プロフィール

1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程を経て、現在明治大学文学部教授。教育学、身体論、コミュニケーション論を専門とする。2001年刊行の『声に出して読みたい日本語』が、シリーズ260万部のベストセラーとなる。その他著書に、『質問力』『段取り力』『コメント力』『齋藤孝の速読塾』『齋藤孝の企画塾』『やる気も成績も必ず上がる家庭勉強法』『恥をかかないスピーチ力』『思考を鍛えるメモ力』『超速読力』『頭がよくなる! 要約力』『新聞力』『こども「学問のすすめ」』『定義』等がある。

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