- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784903908397
作品紹介・あらすじ
妄想男子に吉報!
男子心を知りたい女子に朗報!
18歳~27歳:「ストーカー的青春時代」
28歳~現在 :吉高由里子や街の美少女など「美人を最短距離で撮る日々」
青山裕企に何が起きたか?
まるでモテなかった高校時代、一目惚れした子を追いかけ続けた(ほぼ妄想
の世界を生きていた)大学時代…それをいかにして克服し、逆手にとって武器
として仕事をしているか、書いていこうと思います。――著者
感想・レビュー・書評
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この週末に写真家の青山裕企さんの「<彼女>の撮り方」を読んだんだけど、本当に女の子を撮るのが一番上手いのは、その子の彼氏や旦那さんといったパートナーだよなぁとつくづく思った。
女の子の撮る男の子の写真、というのはまた少し目線が違って、こちらには余り甘酸っぱさは感じない(女の部分や母性は感じる)。
逆に、男の子が女の子を撮るからこそ生まれる甘酸っぱさはたまんない!
たぶん女の子の思考というのは私も同性だから理解できるけど、男の子の思考は私にはわからないから興味があるだと思う。
だから、できるだけ男の人の撮った彼女や奥さんの写真というのを見てみたいなぁと、ふと思った次第です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
青山裕企という人の才能に惚れちゃう本。カメラが欲しくなっちゃう本。誰かに惚れるって素敵だなってことを教えてくれる本。
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友人に写真を撮ってほしいと頼まれハウツー本を探していたときに出会った本。著者自身が忠告しているようにこれはハウツー本ではない。エッセイだ。
それでも<彼女>写真を撮るときの心構え、気をつけるとよいポイントなどが随所にちりばめられているし、しかも、それが単なるハウツー本と違って記号的でなくてよい。人見知りで、女性が苦手な著者が写真を通して様々な〈彼女〉と向き合っている姿は、感動的なほどに優しくて幸福感に満ちて見えた。 -
一目惚れのエピソードが竹本くんを思わせて「ハチクロ」を読み返したくなった。
男の人ってほんとうにロマンチスト。
しかし、著者の青山さんは女性の好みが一貫していて清々しいほど。
自分の経験からも、世の中を観察していても、
見た目の好みは重要だと近頃実感しきりだったので
とてもタイムリーに響く一冊となりました。 -
写真家の青山裕企さんのエッセイ。タイトルに「撮り方」とあるけど、いわゆるハウツー本ではありません。(途中、<彼女>たちを撮る秘訣を語っていますが)
普通にエッセイとしても楽しめる。特に、青山さんの奥様との馴れ初めは素敵でした。私も写真を撮るので、こういう話は非常に面白い。(私自身、人を撮るのが苦手なので参考になりました。)
次から、迷ったらとりあえず跳ばせようと思います!
私も<彼女>が撮りたい(笑)
あと、読んでいくうちに<彼女>と表現している理由がなんとなくわかってきました。
以下、私の推測。
「女子」だと、キャラが強すぎる。
「女の子」だと、上から目線。
「女性」だと、距離が遠い。
その点、「彼女」は、穏やかで、対等で、ほどよい距離感で、尊敬が感じられる表現かなと。(「男」もしかりだと思います)
その「彼女」という言葉を“<>”で括ることで記号化して、読む人の身近にいる誰かに置き換えられるようにしているのではないかと思いました。
・・・なんてね。 -
元気が出る自伝〜職業エッセイでした。とても好き。
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著者の恋愛体験と女性観を通して、女性をどう撮影してるか。
撮影方法よりも結婚相手に対する考えに共感した。 -
タイトルはこんなやけど、変な方法論の話ではありません。むしろ著者は、めっちゃピュアなひとやねんなあという印象。
単純に、写真がどれだけ好きかということも伝わってくるし、撮る写真の被写体になってくれる女性への敬意も読み取れて、すっきりとした読後感でした。
著者の恋愛の話もすごく引き込まれた。文章が真摯で丁寧で、下手な小説家よりもいい小説が書けそうな、そんなことを思った。
著者の本ははじめてでしたが、ちょっと興味がわいたのでほかの作品も読んでみることにします。 -
久し振りに写真を撮りに行こう。ソラリスの100を買って玄関から最近出ていないFM2を持ってでかけよう。
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写真の話も、もちろんおもしろいけれど。
奥さんとの話が、素敵すぎて・・・!!