- Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
- / ISBN・EAN: 9784904507964
感想・レビュー・書評
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この本は実に不思議な本だ。前にいた会社で「自分は怒らないんです」といっていた営業さんがいたが、怒らないことが実に人生にもたらすことが平明な語り口で、とうとうと述べられている。仏教用語が一部わからないところもあるが新書なので読むことは全然楽であった。世にはアンガーマネジメントというのもあるようだが、それとはどうも違うように思えた。これはまさに実際の人生に影響することは間違いない。ぜじ読んで欲しい。きっと目からウロコがおちる思いを体験すると思う。
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『怒らないこと』に引き続き、超抽象的なことを本質具体まで落としているのが面白いと思い読んだ。
欲の性質、欲が生まれるメカニズム、欲を解消する具体的な考え方まで全てが網羅されており、めちゃ為になる本。
(1)欲が尽きることはない。塩水で喉の渇きを癒すようなものである。
(2)必要なモノと欲しいモノを分かる。「小欲知足」という心がけを常にしておく。
(3)与えることを通じて、自分の心を必要な「慈しみ」「落ち着き」「喜び」などで満たしていく。
人や動物の特性について触れられてるので、心理学や生物学と絡めて読むと面白いかも。 -
少欲知足。ニーズが少なく、不満も少ない。欲と必要なものの区別をしていく
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「必要」と「欲しい」を分けなければならないことがよく分かりました。
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少欲知足。
欲は生命の本能であり、人間がここまで発展してきた源だと思うが、自分も含めて、今の文明に求められているのは、足るを知ることではないだろうか。
強欲資本主義とも言われる。
原発が再稼動したが、原発がなくてもこの夏を乗り越えられたのではないかといわれている。経済原理だけで物事を判断するのは、そろそろやめにしないといけないのではないだろうか。 -
スマナサーラさんと、宮崎哲弥さんの対談。
宮崎さんの物知りなところは、すごいものがある。
この本にもあるように、主観をいかに客観に変えていくか?
いろんなものを自分の経験で判断し、データーを捏造して、頭の中に蓄えている。
同じものをみても、人間どうしでも違うし、ましてやカラスとは全く違う。
違うを意識するためにも、客観的に物事を見る能力は必要である。
所詮我々は、無知であるのだ。