東大生を育てる親は家の中で何をしているのか?

著者 :
  • 文響社
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784905073956

作品紹介・あらすじ

デキる子を育てる習慣、教えます。

どんなに子どもが伸びる可能性を持っていても、それを後押しするかつぶすかは「家庭」次第。今は伸び悩んでいる子でも、親が正しい習慣を実践すれば、学力はぐんぐん伸びていくのです。著者は「入塾テストなし。先着順」で子どもを受け入れ、難関校に導く進学塾・VAMOS(ヴァモス)代表の富永雄輔氏。東大合格者・東大出身講師にヒアリングしてまとめた47の習慣を一挙公開します。

感想・レビュー・書評

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  • 作者は入塾テストをしない小規模塾の経営者。東大生の親から統計的にアンケートを取ったものではないため、主観的な意見として書かれている。子供を褒めて伸ばすけど、褒めすぎてはいけない。競争、勝負の意識は大切だけれども、テストの点数や周りとの比較に一喜一憂してはいけないなど、章を跨ぐと矛盾したような書き方がなされているが、丁寧に読むと分からなくもない。
    中学受験の親のステレオタイプとしては、第一志望に固執して、レベルが足りずに全滅するケースが多いけど、作者曰く、身の丈にあったような学校を初めから選ぼうとする人が増えてきているとのこと。これは、書き手が大手出身者か小規模経営者かで、どういうに受験生の親を誘導したいのかというのが透けて見える気がしました。

  • 【東大にはそんなに興味なくてもいい。
     何かでグンと「伸びる」子になってほしい、小学生の親に】

    「この子は伸びるな」という子の親はどのように子どもの基礎人間力を高めているのか。

    本のタイトルはキャッチーだが、ガリ勉の話ではない。自己肯定感や、小さな自信、モチベーションを高めてあげられる声かけ・環境作りの具体例がわかりやすく紹介されている。

    例:
    ・伸びる子は、自分で決めることができる。「どっちでもいいー」とばかり言わない。
     ←自分で決めるトレーニングを普段から行っている。月に一度、旅費から行程まで子どもに週末プランを任せる日を作るなど。
    ・伸びる子は、「もうちょっとやればできる」と思える。
     ←自分の少し上のレベルに挑戦して乗り越える経験を積んでいる。

  • 図書館

    子供の満足度に合わせて誉める
    得意なことを伸ばす方が成績が上がる
    そのためには子供の得意不得意を正確に把握する
    負ける悔しさを体験させる、負けを恐れない子にする
    物事の準備ができるのは勉強する自分がイメージできている証拠
    感情を引きずらず切り替えをうまくやる
    60%の部分をを100%理解する
    複数のドリルで変化をつけて飽きないように
    努力不足と能力不足のミスをを見分ける
    10分のスキマ時間を積み上げる

  • 子供との意思疎通の仕方ももちろん書いてあるが、親として子供を伸ばすためのスタンスが、毎回丁寧に書いてあるのか良かった。
    私の子供はまだ2歳ではあるものの、偏差値的な考え方で他の子と比べるよりも、子供自身の変化、成長を見落とさない。
    子供の好き嫌い、を見ながらいかに伸びる仕掛け作りが出来るかは、親の腕の見せ所だと感じた。
    将来の子育てが、楽しみになりました。

    努力は順位や偏差値に反映されるものではない。
    努力が反映されるところに着目すること。
    ゴールに辿り着くには子供数だけやり方がある。
    こういった考え方は、自分の仕事にも活きてくるなと強く感じました。

  • 子どもに夢を持たせるために、テレビやマンガを遠ざけない。集中力を高めるためには、ゲームを利用するのもあり。休みの日にはダラダラする(習い事を減らしてでも)。オフのダラダラが、オンの集中につながる、など、目からウロコの内容が多々。
    特に参考にしたいと思ったのは、「ピンチを戦える子」にするために、あえて厳しい環境に子どもを放り込むということ。自分の実力よりちょっと上のレベルの限界を超えられたという経験の積み重ねが大事だと改めて実感。
    また「リビング学習」では、親は別の作業に集中し、「親の時間はすべて自分のためのもの」という甘えを断ち切らせるということ。すぐに実践したいと思います。

  • 子供を東大生に育てる親はやはり賢いんだなと思いました。

  • 読みやすくて一気に読了。進学塾の先生から見た、塾生の親の姿、そこから推測される家庭での状況が描かれている。あくまで著者の経験にもとづく私見だなぁと思うところも所々あるけれど、「子どもの力を信じて伸ばす環境を整える」ために、具体的にどんな心掛けが必要なのか、まとめられていた。

  • 自分の親がやってくれていたことが多数あったので、両親もこういう本を読んでくれたのかと思った。東大生にはなれてないけど、そこそこ健康でぼちぼち頑張ってるからいいってことで(笑)

  • 家庭の環境で成績が上がる工夫を作ることができる。気をつけるポイントがわかりやすくわかった。

  • 伸びる子供を育てる親は、子供とちゃんと向き合って勝負したり、話し合ったり、議論したりして子供の気持ちを置き去りにしない。また、東大に入ることが目的ではなく、受験というものを通して、自身を成長させる環境を作ることが大事

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著者プロフィール

CAA Base Limited FIFA公認選手代理人/JFA仲介人。進学塾VAMOS代表取締役社長。幼少期をスペインで過ごし、その頃よりサッカーを身近に感じて生活する。帰国後は京都大学を卒業し、2008年に東京・吉祥寺に進学塾VAMOSを設立。その後、進学塾の運営と並行して個人でのサッカー選手代理人としての活動をスタート。18年、最大手のエージェンシーの一つCAA Baseに入社、唯一の日本在住スタッフとして吉田麻也、板倉滉、田中碧、町田浩樹、田川亨介、斉藤未月、荒木遼太郎など多数の選手を担当している。

「2023年 『代理人が日本サッカーを強くする』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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