- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784905447870
作品紹介・あらすじ
ヤクザ、闇金、元女性、バイオリン日本一、プッシャー…さまざまな経歴を持つ彼らは、今日も夜を引き裂いて走り続ける。彼らはどんなきっかけで、どんな人生の道のりを経てこの職業にたどり着いたのか。寝静まった夜の街で繰り広げられる物語。
感想・レビュー・書評
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デリヘル嬢を送り迎えするデリヘルドライバー
彼らたちはなぜ出るヘルドライバーになったのか?
インタビューを通して語られる自分たちの人生と生き方
デザイナーからデリヘルドライバー
天才的なバイオリン少年からデリヘルドライバー
食の世界からデリヘルドライバー
ギャル男からデリヘルドライバー
おなべからデリヘルドライバー
インタビューから見えるその人の人生は多様
「デリヘルドライバーは”最後の砦”」
という著者の言葉が深い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
デリヘルドライバーというコアな仕事にスポットライトを当てたルポ。読んだ後に、色々な人の人生を垣間見て自分の今の生活のありがたみを知った。ぜひ男性だけでなく女性に読んで欲しい、デリヘルドライバーを通じて水商売の闇や日本の貧困についても知れるから。
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自分とは遠い世界の事のようで、あまり共感はできなかったけど、こういう世界もあるんだなぁと、物を見る幅は少し広がったかな。 風俗など夜の世界に足を踏み入れると、そこから抜け出すのは難しいみたい。
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登場人物一人一人が濃く、ぐいぐいと読み進められる。
ただ、話の構成的に似通った展開が多いので、飛ばし気味になってしまうかも。 -
デリヘル嬢を依頼客のもとへ届けるデリヘルドライバーたちのインタビュー集。
こんな仕事を選ぶ彼らは当然、様々な過去を経ている。ヤクザや刑務所帰り、ホスト、ヤミ金融業者もいれば、変わりどころとしては料理人や音楽家、性転換した女性などなど。しかし、彼らに今の仕事の後ろめたさや不真面目さはまったくない。長く続ける仕事ではないと理解した上で一生懸命に勤めている。カタギのサラリーマンよりもよほど真面目だ。
そういう勤勉な人だからインタビューに応じるのだろうが、風俗業界で働くこととは、失敗したときのダメージが大きいだけに細心の注意を払うプロ意識が必須なのだろう。
死にたいと叫ぶデリヘル嬢に、本当は死にたくないのだろうとわからせるドライバーの説得力は過去の経験の賜物だ。
そんな彼らの人生を、著者はよくできた短編小説のようにわずかな希望を含めて描写する。 -
デリヘルの運転手を主人公にしているが各人の人生をインタビューで振り返る。バイオリニストで気学に凝ってる男が印象的。他にも止むに止まれず風俗産業に携わり生きている人々の姿がエネルギッシュで面白い。
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美しい。
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読了。最低の仕事だろうなと上から目線で読んだが、私がそのような見下しをできる人間でないことに気づかさられる。与えられた人生をみな必死で生きてるたけだと感じた。
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どんな職業にもそこに至った理由がある。
ホスト、ヤクザ、料理人、バイオリスト…曲がりくねった道を歩んでたどり着いた男たちのドキュメンタリー。