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- Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
- / ISBN・EAN: 9784905497295
作品紹介・あらすじ
「制度化されたルール」はいかに生まれ、定着したのか。歴史的な視点から、気鋭の研究者が多角的に分析。戦後の国・地方関係への新たな視座。戦後府県における局部組織の編成について、政府間関係の歴史的な変遷と府県内部における編成過程の構造に着目することで、府県による組織編成において自己制約的な側面が存在してきたことを明らかにした。
感想・レビュー・書評
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◎信州大学附属図書館OPACのリンクはこちら:
https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB18427276詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
戦後府県の組織編成を丹念に追った労作
組織編成を表現的機能として利用とする知事、不確実性を回避しようとする地方官僚に影響力を維持、伸長しようとする中央省庁の容喙がどのように影響しあったか、しなかったが丁寧に描かれている。
「完全な組織を編成することは難しい」とされる中で「公式制度と非公式制度の構造が戦後地方制度の安定化につながってきた可能性がある」としているが今後の組織編成がどのようにあるべきかの回答を期待したい。
また、この研究手法は組織編成ばかりでなく自治体の政策形成分析にも応用できると感じた。
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