- Amazon.co.jp ・本 (31ページ)
- / ISBN・EAN: 9784905699996
感想・レビュー・書評
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ごんじいが村祭りにおもちゃを売りに行く途中で人間に化けたきつねの子の出会う。
きつねの子は完全に人間に化けたつもりでこうたと名乗るけれど、顔だけはきつねのまま。
ごんじいはお面をあげてきつねだということがばれないようにして、こうたにお店を手伝ってもらうが、最後には人前で外してしまう。
きつねだということがばれてしまったので、こうたはもうごんじいの前には姿を見せなかったのだった。
きつねだと分かると人間側はよくても、きつね側は駄目というのが厳しいけれど、一線を引いていていい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「きょうは、やまのむこうのむらで、おまつりです。おもちゃやさんのごんじいのまえに、あらわれたひとりのおとこのこ。からだや、てや、あしは、にんげんのこどもなのに、かおだけきつねのまま。そこで、ごんじいは…。」
お話や登場人物が優しくてほっこりするお話だなぁ。そして二俣さんの絵大好き!と母は気に入って借りた。
娘たちは、お話よりも、お祭りをうらやましがった。
「みずあめやさんだった。いいなぁ食べてみたい。」
「かざぐるま、いいなぁ。この前の夏祭りの屋台には売ってなかったなぁ。」
素朴な木のおもちゃ、シンプルなお面、お菓子を売る祭の風景に魅かれた様子。私も、なんかいいなぁと感じた。プラスチックのキャラクターのお面や、派手な今の屋台も楽しいけれど、その一瞬だけが楽しい、おいしい、盛り上がる、それだけのような気がして。最近のお祭りは、テンションは上がるけれど、祭の余韻はあまり楽しめないことが多い。のんびりと子ども達が楽しめるお祭り、おじさんおばさんが子供たちをみてニコニコしている、そんなこの物語のお祭りって、素敵だ。 -
なかま
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28年度(2-3)
10分 -
昔のお爺さんはやさしいね。
きつねとわかっても しらんふりしてくれて
たのしい思い出をつくってくれる。
温かい気持ちになる本・ -
また会えるかな、ってところがよかった!(S8)
皆が狐の子に優しかいのが嬉しかった様子。 -
ほんわか優しくて懐かしくてちょっと切ない絵本。
屋台引きのおじいちゃんと、人間に化けたつもりのきつねのこ。
きつねのこは自分が顔だけ化けそこねていることを知らないので、お面を被せてやりお祭りに連れて行きます。
おじいちゃんは回りの人に「孫をつれていいね」、と言われきつねのこは「孫だって、クフッ」と笑う。お互い嬉しくてくすぐったい。
しかし暑くてお面を脱いでしまったきつねのこは回りの人にキツネだ!と言われ自分が化け損ねたことを知り逃げてしまいます。
おじいちゃんが荷物をひいて帰る道、きつねのこが表れ押してくれます。楽しかったよって話します。
そしていつの間にかきつねのこはいなくなっていました。
正体が知られたらおじじとは遊んでくれんか…
おじいちゃんは寂しそうにつぶやき、そっとお面とたいこを置いてまた車をひきます。
後ろからたいこの音が聞こえていました。