スターヘッド

著者 : たむらしげる

• 架空社 (2020年9月1日発売)

感想・レビュー・書評

[soさんの感想 · 2020年11月13日]

ふと絵本を読みたくなる衝動に駆られる時がある。

たまたま巡り会った中に隠れた名作を見つける時がある。
でも本当は隠れてなくて、私が無知なだけだったのかもしれない。
そんな無知な私でもこの絵本が素晴らしいということだけは分かった

[しらい弁当さんの感想 · 2022年12月30日]

ランプライトブックホテルの部屋にあった絵本

決められた軌道を数十億年旅している星
気まぐれで起動から外れて、小さな惑星に落ちた
そこで、ヒゲの男に助けられて、星の旅が始まる

サンタの手伝いに駆り出されたり
水晶の山間を惑星横断鉄道で走り抜けたり
バーでお酒を飲みすぎて
バーで働くハメになったり

翻弄される星とヒゲの男が
ひょうひょうと、色々な生き物と渡り合い
いや、家だったりビルだったりが相手だから
生き物じゃないのかな
色んな縁から必然的に旅をしてしまう

漫画のようなコマ割りで
お酒飲んじゃったし、仕方ないよね、と
あまり子供向けではない旅が続いていく

絵本って子供向けかと思ってたけど
これは大人でもおもしろい！

[雨空さんの感想 · 2009年11月30日]

読んだ絵本の中で一番好き
そして一番記憶に残っている本
ストーリーも絵も素敵で
何回も読んだ本

著者プロフィール

1949年東京生まれ。絵本に『ありとすいか』(ポプラ社)、『かたつむりタクシー』(福音館書店)、画集に『ファンタスマゴリア』(架空社)、漫画集に『結晶星』(青林工藝社)などがある。『よるのおと』(偕成社)で産経児童出版文化賞大賞、「クジラの跳躍」で文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞を受賞。

「2022年 『たむらしげる作品集』 で使われていた紹介文から引用しています。」