朝鮮半島統一論 -揺らぐ分断体制-

  • れんが書房新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784906681105

作品紹介・あらすじ

分断状況の深層を「分断体制」という独自の概念で浮き彫りにし、南北統一の完成された姿を単なる国土の統一ではなく「分断体制の克服」に求め、その実現へ向けての韓国を代表する知識人の思想的営為。

感想・レビュー・書評

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  • 分断体制の固着化によりこのまま分断されていた方がいいという考え方が出てきた中でなぜ統一が目指されるのか、それは、分断体制は反民主的で反自主的な所謂「国家」としての成り立ちに過ぎないからである。それを克服せらるは民衆の力にあり、民衆主導で本当に統一を手繰り寄せ、一つになることこそ、ベトナムやドイツ式統一と違った、革新的な統一の形をもたらす唯一の道なのである。
    우리민족끼리と6.15で掲げた意義はあまりにも大きいが、だからといって他の国の協力を排他的に考えるわけではない。1民族に一国家という概念は古く、いまや在外朝鮮人は世界に広がる。世界各地で統一に向けた運動を連帯していくとき、平和的、世界史的課題である朝鮮半島統一というものが実現される。在日朝鮮人も抜本的な統一に対する考え方の変革が必要となる。

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