復路の哲学ーーされど、語るに足る人生

著者 :
  • 夜間飛行
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  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784906790142

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  • 思索

  • 下町の町工場の息子として見た高度成長期の人と街。内田樹さんの友達なんだとか。価値観と立ち位置は似ているような気がする。

  • 戦後、高度経済成長し、経済大国になった日本も気が付けば、歴史はじまって以来の人口減少時代に突入している。何にでもなれると錯覚できるのは、子供だけの特権。日本はもはや子供ではない。成熟し成長の糊代は残っていない。にもかかわらず大人になりきれないのが日本。成長の惰性の中で、成長の時代の言葉を叫び、経済成長以外の価値を探しあぐねている。こんなときこそ立ち止まり振り返ってみることが肝要。だから、復路の哲学。

  • かっこいい大人のエッセイ。
    背景事実を知らないと解らないエッセイは、完全に理解できない。突き放されたようなページもまたこの本の味に思える。

  • 大人になるのを拒否するのがいいような風潮もおかしなもの。

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著者プロフィール

1950年、東京・蒲田生まれ。文筆家、「隣町珈琲」店主。早稲田大学理工学部機械工学科卒業後、翻訳を主業務とするアーバン・トランスレーションを設立。1999年、シリコンバレーのBusiness Cafe Inc.の設立に参加。2014年、東京・荏原中延に喫茶店「隣町珈琲」をオープン。著書に『小商いのすすめ』『「消費」をやめる』『21世紀の楕円幻想論』、『移行期的混乱』、『俺に似たひと』、『株式会社の世界史』、『共有地をつくる』『「答えは出さない」という見識』他多数。

「2024年 『ひとが詩人になるとき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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