グノーシスと古代末期の精神 神話論から神秘主義哲学へ

  • ぷねうま舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (545ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784906791507

作品紹介・あらすじ

■ 神話となった救済の物語から、神秘主義の哲学へ。古代末期の精神に激震を与えた集合的な覚醒の経験に発して、その革命的な意義を表現する体系的思考へ。グノーシスと名づけられたその精神の歩みを、ユダヤ人哲学者フィロン、ギリシア教父オリゲネス、そしてプロティノスの新プラトン主義へとたどる。

■ 見えないもの、語りえないものに出会った初発の衝撃は、その後、どのような逆説に面することになったのか。存在論的に解明されたそのドラマこそ、近代の根となった精神の命運を語っている。

著者プロフィール

ハンス・ヨナス Hans Jonas
1903年ドイツ生まれ。実存主義哲学者、シオニスト。マールブルク大学で哲学者マルティン・ハイデガーと神学者ルドルフ・ブルトマンに師事し、ハンナ・アーレントの生涯の友人だった。著書に『責任という原理――科学技術文明のための倫理学の試み』(東信堂)、『アウシュヴィッツ以後の神』(法政大学出版局)など。

「2020年 『グノーシスの宗教 増補版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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