インタープレタティオ・ヤポニカ: アングロ・サクソン人の改宗と詩 (明治大学リバティブックス)

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  • 明治大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784906811304

作品紹介・あらすじ

シュナイダーが開けたのは知の扉だったのか、それともパンドラの箱だったのか?
―ドイツの印欧比較言語学者・英語学者カール・シュナイダーがわれわれに見せてくれた古代ゲルマンの世界は、日本の民俗学者折口信夫が再現した古代日本の風景とそっくりであった。それは古代ギリシャやローマの世界ではなく、また初期キリスト教文化の世界でもない、ユーラシア大陸西部の原風景であった。
本書では(1)シュナイダーの研究を紹介し、(2)それをもとに折口の「まれびと」論を参照しながら古英語時代前期から中期(5世紀半ばから9世紀)のキリスト教改宗期にアングロ・サクソン人が残した詩の本質を解明する試みである。そこには『ベーオウルフ』が内包する問題や、エレジーと呼ばれるジャンルの古英詩の制作目的などが含まれる。
さらにはシュナイダーが解明したgod, belief, worldなど数々の英語の語源解説も紹介されている。

著者プロフィール

1965年京都市生まれ。文学博士。上智大学大学院ならびにロンドン大学大学院修了。現在、明治大学教授。2009年から2010までドイツ・ミュンスター大学客員研究員。著書に『英語の語源探訪』(大修館書店)、『「人間らしさ」の言語学』(開拓社)、共著に『学びて厭わず、教えて倦まず』(辰巳出版)、共著・訳に『ミルワード神父のシェイクスピア物語』(創文社)などがある。

「2021年 『インタープレタティオ・ヤポニカ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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