あたしたちの未来はきっと (ウィッチンケア文庫 1)

著者 :
  • タバブックス
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  • Amazon.co.jp ・本 (146ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784907053161

作品紹介・あらすじ

走りながら、よろけながら、 踊りながら、 ぼんやりこう思った。 あたしの未来はきっと、 彼女たちのそれとは全然違うものになるだろうって
2010 年、中学 2 年のお楽しみ会で「少女時代」を踊るはずだった美少女たち。光輝く将来を約束されていたかに見えた彼女たちを待ち受けていた現実とは。東京の郊外・町田を舞台に、少女たちが時空を超えて運命を切り開く。
映画・音楽コラムの名手が初めて描く青春群像小説。

感想・レビュー・書評

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  • 海外の青春モノめいた雰囲気はあるのに、やっぱり町田感があるし町田でなきゃいけないと思わせる絶妙なバランス。ちょっとフランチェスカリアブロックを思い出させた。

  • 今どきの10代女子たちのこととか(著者は男性)、郊外の町田を舞台にとか、そんな具体的な設定に惹かれて購入。

    連作短編でなかなか面白かった。
    堅苦しくなく、良い意味でマンガのようにさらっと読める。
    内容は色んなジャンルが入ってて、こういうのもたまにはいいな~と思った。

  • 町田を舞台にした9人の女の子のはなし。いまはなき珈琲の殿堂プリンスやいつも行く高原書店や仲見世を知ってるから情景やそこでの彼女たちの気持ちが細やかに伝わる前半。一転して強引な展開がなんだか残念な後半。

  • YAみたいな青春ものでいて、どこか陰のある少女たち。オムニバス形式で面白く読めた。

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著者プロフィール

1968年生まれ。ティーン・ギャング(ツッパリ)全盛時代に、東京のダーティー・サウス、町田市で生まれ育つ。90年代末からライター活動を開始。映画、音楽、文学からゴシップまで、クロスオーバーなジャンルでハスリングし続けている。著書に『インナー・シティ・ブルース』(スペースシャワーネットワーク、2019)、『サ・ン・ト・ランド サウンドトラックで観る映画』(洋泉社、2017)、『あたしたちの未来はきっと』(タバブックス、2017)、共著に『ヤング・アダルトUSA』(DU BOOKS、2015)ほか。

「2019年 『文化系のためのヒップホップ入門3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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