みみをすますように 酒井駒子

著者 :
  • ブルーシープ
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本棚登録 : 303
感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (424ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784908356216

作品紹介・あらすじ

絵本作家、酒井駒子。その静謐さをたたえた美しい絵と、詩的で思索的な文との響き合いは、子どもから大人までの多くを魅了し、日本にとどまらず海外でも高い評価を得ています。

本書は、酒井駒子初となる本格的な個展「みみをすますように 酒井駒子」展にあわせて刊行する展覧会図録兼画集です。デビュー作から最新作まで、20冊を超す絵本を中心に約300点の原画、約30点のラフスケッチを選びました。

画用紙や段ボールに黒い絵の具を下塗りし、その上に描き出された子どもたちや動物たち。時が止まったかのような、あるいは雪降る日の静けさの中の、まぶたの奥の瞳に、ひそやかな仕草に、ささやき声に。
みみをすますように、ごらんください。

表紙絵のタイトルは「手に鳥を乗せている」。本書のための描きおろしです。
口絵にも違う描きおろしが潜んでいますので、そっとめくってみてください。

感想・レビュー・書評

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  • 絵本作家酒井駒子さんの画集本。作者初の本格的な個展に合わせて刊行された。作者がこれまで手掛けた絵本の原画に加え、ラフスケッチもふんだんに掲載されている。本の価格は高めだが、酒井駒子ファンにはお得な内容であり、手元に置いておきたい一冊。

    一意見として、序文後の最初の絵が、代表作の一つ「よるくま」なのだが、個人的には、デビュー作「リコちゃんのおうち」から始めたほうが、時系列的には良かったと思う。また、作者は本の表紙・挿絵も多く手掛けているので、その作品も掲載されていればなお良いと思った。(そうすると、大辞典並みの厚さになるなぁ)

    個展は巡回開催中で、現在の開催地は鹿児島。さすがに、遠すぎて行けないので、この画集本で我慢することにした。

  • 企画展示「みみをすますように 酒井駒子」展|PLAY! MUSEUMとPARK
    https://play2020.jp/article/komako-sakai/

    酒井駒子さんによる初めての本格的個展「耳をすますように 酒井駒子」展 4月10日(土)から開催 - illustration-mag
    https://illustration-mag.jp/news/sakaikomako_play

    展覧会:「酒井駒子展」、4月10日からPLAY! MUSEUMで開催 - bluesheep
    http://bluesheep.jp/4-10-PLAY-MUSEUM

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      いきものに命を吹き込む、酒井駒子の絵本の世界。|特集|Culture|madameFIGARO.jp(フィガロジャポン)
      https://...
      いきものに命を吹き込む、酒井駒子の絵本の世界。|特集|Culture|madameFIGARO.jp(フィガロジャポン)
      https://madamefigaro.jp/culture/feature/210606-livre-01.html
      2021/06/07
  • 酒井駒子さんの作品集。

    展覧会を見て、本にまとまっていたので購入。
    絵本のスケッチなども見られて面白い。
    迷いなく一発で描いてるような気がするけど、色んな角度で描いてみたり、下絵は何本も線があったりして、やっぱりそれなりに練習して描いてるんだなぁと改めて思ったりしました。
    子供の顔の輪郭とか、こう、なんでこんなに可愛らしいんだ?と思う。

    絵本も欲しくなりました。

  • 2023/09読了。以前展覧会に行った時の図録。駒子さんの繊細な絵が満載の愛おしい画集。

  • 酒井駒子さんの展覧会の図録。
    好きな絵がたくさん載ってて満足。

  • Play!に売ってた絵葉書に釘付けになり、帰宅してから気になって、この本購入しました。
    一つの絵の中のストーリー性と、温かみ・哀しみが同居する絵が癒しです。出会って良かったと思いました。

  • 絵本作家・酒井駒子さんの画集が出ていないかを時折チェックしていたなかで発見。こちらは展覧会の図録だそう。400ページ以上あって分厚いけれど、思ったよりも小ぶりで可愛らしい本です。
    絵はどれも本当に素敵。
    巻末に永岡綾さんによってあらすじが書かれていて、それぞれの絵本が読みたくなりました。

  • 酒井駒子の絵本の原画集。絵自体は絵本で見たらいいけど、ラフスケッチ等があるのが貴重。可愛いけれど、つねに死と同居しているところが彼女の魅力と思う。

  • 「みみをすますように 酒井駒子展」図録。立川での展覧会にはもういけそうにないので、せめて図録だけでもと入手。
    布張り箔押しで厚みのある上製本はなつかしい児童文学書のようなたたずまい。

  • 絵だけでも、伝わってくるものが沢山ある。
    どんな言葉が傍には綴られているのか想像しながら眺める贅沢な時間が過ごせる。

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著者プロフィール

1966年兵庫県生まれ。絵本作家。著書に『よるくま』『ぼく おかあさんのこと…』『ロンパーちゃんとふうせん』『金曜日の砂糖ちゃん』『くまとやまねこ』(文:湯本香樹実)、画文集『森のノート』 など。

「2022年 『橋の上で』 で使われていた紹介文から引用しています。」

酒井駒子の作品

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